「おいしい!」「ありがとう。そんな季節だね」
内田 ぜひご自宅でもチャレンジしてください。お子さんも旦那さんも喜ぶよ。でもね、料理を作るときは子どものために、とか旦那さんのために……と思いながら作っちゃダメだよ。お母さんが自分のために、自分が食べたいものを作らないと楽しくないし、料理もおいしくならないからね。
hitomi 確かに、家族のためにと考えて作ると義務感が出てきちゃいますもんね。
内田 そうなんだよね。料理を作るお母さんが幸せを感じなかったら、食べる子ども達も幸せを感じないと思うんだ。だから、お母さんが季節を感じながら、そのとき食べたい旬のものを作る。子どもや旦那さんから「今日の料理はおいしいね!」と言われたら、「ありがとう。そんな季節だね」って返してあげたらいい。そういう会話が弾む食卓をぜひ作ってほしいな。
hitomi 家族でそんな会話ができたら素敵ですね。先生から教わった野菜の目利きの方法を心に留めながら、季節に生きる野菜を手に取り、感じて、自分がそのとき食べたいものを家族と分かち合っていきたいと思います。
——次回の記事(8月に掲載予定)では、hitomiさんのブログに寄せられた「子どもと食の安全・食育」に関する読者の質問に、hitomiさんがお答えしていきます。引き続き、次回もご覧ください。