2児の母であるhitomiさん。最近は息子さんの離乳食も始まり、ますます食への関心が高まっていると言います。そこで今回のテーマは「子どもと食の安全」です。食品問題の第一人者としてテレビ、新聞、雑誌などで消費者に分かりやすく解説する垣田達哉さんに、hitomiさんが親として気になる質問をぶつけました。

【目次】
・国産、無農薬の食材……安心だけど値段が高い
・流水で洗い流す、皮をむいて食べる
・小さな子どもに生の魚は大丈夫?
・子どもの大好物、お菓子に添加物は多い
・パッケージ表示から食塩の量が分かるように
・加工食品は原材料の産地まで表示されない
・知っておきたい生鮮食品、水産物の表示ルール
・毎日いろんなものを食べる「食の浮気」がリスク分散に

国産、無農薬の食材……安心だけど値段が高い

hitomiさん(以下、敬称略) ウチには6歳の娘と0歳の息子がいます。子ども達に何を食べさせたらいいのかというのは常々考えているんですが、こだわり過ぎてもかえってストレスになるので、私自身は食材選びにさほど神経質にはなっていません。ただ、スーパーで食材を手に取るときになるべく産地を見るようにしたり、時々無農薬・減農薬野菜を扱っているお店に行ってみたりはしていまして……。

垣田達哉さん(以下、敬称略) 生鮮品や野菜のパッケージに書かれてある情報を確かめるのは、いい習慣ですね。

hitomi でも国産とか無農薬とか、安全性が高そうな食材になってくると安心はできると思うんですけど、いかんせん金額が高くて……。そんなにしょっちゅう高い食品ばかり選ぶのは難しいなと思ったりもします。

垣田 たまにならよくても、毎回は厳しい面がありますよね。実は野菜や果物に付いている農薬は、水洗いをしっかり行うことによってかなり取れるんですよ。

hitomi え、そうなんですか。

★hitomiさんの晩ごはん集★

右上から時計回りで/みょうがと水ナスの浅漬け、スタミナ丼、ニンジンの蒸し焼き ベーコン添え、ナスと豚肉の味噌炒め
右上から時計回りで/みょうがと水ナスの浅漬け、スタミナ丼、ニンジンの蒸し焼き ベーコン添え、ナスと豚肉の味噌炒め

「私は家で作って食べるのと外食と、どちらも楽しんでいます。外食のときは普段自分では作れないものを食べて感動し…家では家で作るからこその愛情を注ぎ込みます。家族の喜ぶ顔が見たいから…一緒においしいね~って言いたいから…ただ、それだけですね! 健康のためでもあるけど、食べるって、そういうこと。誰かと幸せを共有することなんだと思いますね」