美容室で、ある男性誌を読んでいて、心の中で叫んでしまった。

 「いけない! それは女が歩みきた茨の道…どれだけしんどいかわかってんのか? 戻れ! 今すぐ!」

 そこにはスキのないお洒落をした、あるいは洗練された抜け感のある着こなしの(どっちにしろ極めてスタイリッシュな)パパと、同じくモデル並にバッチリ決めたキッズや妻たちがストリートスナップに収まっていたのだった。

小奇麗な妻と子どもをアピールし始めたら黄色信号

中1長男のパーカーの背に手書きの文字が。中2病のカウントダウンが始まった模様。
中1長男のパーカーの背に手書きの文字が。中2病のカウントダウンが始まった模様。

 写真に添えた名前の下にはわざわざお仕事を明記、これまたアーバンな肩書きが目立つではないか。えーと、これは80年代の女子大生が読んでいたあの漬物石みたいに重いファッション誌じゃないですよね? と思わず表紙を確認。

いや全然違うし! 今どきのお洒落中年が読む野郎雑誌って、こんなことやってんのか…と慄然としたのだった。

 子どもがいる「のに」、俺ってこんなにお洒落なんです…ほうら、妻もイケてるし、俺ら絵になっちゃってるでしょ? ほんと、たまたま街で写真撮られただけなんですけどね…というその「自然体でお洒落が滲み出るハッピーライフ」アピールは、最終的に自分の首を締めるのだ。

次ページから読める内容

  • 「イクメン劇場」には限界があります
  • 「見られる育児」を男性が変えてほしい

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
日経xwoman申し込み
もっと見る