編集部員が体験！　小林照子さん流スキンケア

マッサージは一日3分でOK。ゴシゴシこするのは厳禁

藤枝さんのマッサージは実にソフトタッチ。「自分でやっている何十倍も優しい手つきでしょう？　これを覚えてくださいね」と小林さん

――　顎がザラザラしているように感じるのですが、ちゃんとクレンジングを続けるとそのざらつきも無くなるものなのでしょうか？

藤枝　正中線の辺りはもともと皮脂腺が多いので、顎も汚れがたまりやすいんです。Ｔゾーンもそうですね。クレンジングとホットタオルを1週間も続ければ、ザラザラは2～3日目くらいから少しずつ無くなっていきます。

――　本当ですか？　このざらつきと一生付き合っていくものだと思っていました。マッサージは何分くらいやるといいのでしょうか？

藤枝　全体で普通なら3分くらいです。触ってザラザラしている部分だけ長めにするといいでしょう。一日1回、夜にしっかり汚れを落とすことが大切です。

　では、ゴシゴシ肌をこすらないよう、ティッシュに油分を吸わせます。

――　あ、これだけでくすみが既に無くなっている！

藤枝　クリームを手で肌の表面に滑らせるだけで、マッサージ効果で血流がよくなるんです。皮膚の内側でうっ血していた老廃物だったり水分だったりがすっと抜けてくるので、本来のよい血液が肌に巡るようになるのです。

手には少し熱く感じられるホットタオルを用意

クレンジングの後のホットタオル。気持ちいいだけではなくクレンジングの効果が倍増する

藤枝　ではホットタオルで顔全体を温めます。

――　うーん、いい匂い。

藤枝　ラベンダーの香りです。ご自分でやるときは、洗面器にはった湯にエッセンシャルオイルを1滴垂らし、そこにタオルを浸すといいですよ。

　ホットタオルは、手で「あちちっ」と思うくらいの温度が効果的です。顔の皮膚は手ほど敏感ではないので、手で触って熱いからといって冷ましてしまうと、顔にのせたときには既にぬるく感じます。

　ぬらして絞ったタオルを電子レンジで1分ほどチンしてもいいですし、少し熱めの湯で絞ったものでもいいです。

　タオルが温かいうちに、今のクレンジングで浮かせた汚れをタオルで拭き取っていきます。