壁の解消には、働き続けられる環境づくりが必要

 また「2人目の壁」を解消するために必要だと感じることは、「経済的なサポート」(81.9%)が最多で、ママの就業別でも働くママ(82.3%)、専業主婦ママ(84.8%)とも高いことが分かりました。しかし、続くのが働くママは「ワークライフバランス」(64.4%)、「休職・復職のしやすさ」(61.0%)となるのに対し、専業主婦ママは「育児ストレスを緩和できるような仕組み・コミュニティ」(47.1%)、「産後のケア・サポートの充実」(43.7%) となり、ママの就業状況によって「2人目の壁」解消の課題に違いも見られました。調査では「『2人目の壁』解消には、子育て費用を軽減してくれる制度上のサポートに加え、自分や家族が働き続けられる環境づくりがポイントになりそう」と分析しています。

Q:どういったことがあれば、「2人目の壁」は解消すると感じますか。

子育てに関する制度と企業風土が整っていれば「管理職を目指す」

 フルタイムで働くママの声も調査しました。働くママに「子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も働き続けたいと思うか」を尋ねたところ、9割が「働き続けたい」と答えました(全体では84.5%)。また「管理職を目指すと思うか」という質問には、働くママの8割近く(79.6%)が「目指すと思う」と答えました。

Q:妊娠や出産、子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も働き続けたいと思う。

Q:制度と企業風土が整っていれば、女性も管理職を目指して働くと思う。