『仕事も家事も育児もうまくいく! 「働くパパ」の時間術』著者の栗田正行です。今回のテーマは、幼い子どもがいるママへのちょっとした気遣いについてです。

 パパがなかなか想像できない事態にママが困惑している場合もあります。そんな困ったことにならないよう、心掛けておきたいことをまとめてみました。

 これまでママとの会話におけるポイントを紹介してきました。しかし、コミュニケーションは会話だけに限りません。ここでは、対面で会話する以外のコミュニケーション手法のメリット・デメリット、私なりの活用方法について紹介していきます。今回は特に、一番使う機会が多い、LINE(アプリケーション)・FacebookなどのSNSメッセージ・メール、そして電話についてです。

ママに「早く帰宅できるかどうか」を伝える習慣をつけよう

■メールやSNSメッセージ 編

①意外と大事なタイミング

 ビジネスではメールするタイミングは気にしないことがほとんどです。しかし、それは自分で時間をコントロールしやすい環境でのやり取りだから。子どもと一緒にいるママの多くは、自分の都合より子どもの都合が優先されます。だからこそ、気をつけておきたい時間帯があります。それは子どもの昼寝タイムと夜の寝かしつけタイムです。

 やっとの思いで子どもが寝た瞬間に、LINEの通知音やメールの着信音、バイブレーター音で子どもが起きてしまったら…。ただでさえ少ないママの時間を、余分に奪ってしまうことになりかねません。送信ボタンを押す前に、5秒だけでも「今、送って大丈夫かな?」と考えるクセをつけるようにしましょう。

②「帰るメール」「帰れないメール」を習慣に

 「働くパパ」にぜひ身に付けてほしい習慣があります。それは、ママに「早く帰宅できるかどうか」を伝える習慣です。ここで言う「早く」の基準は、子どもの夕食やお風呂に間に合うかどうかです。夕食の準備やお風呂に子どもをどう入れるかは、パパがいる・いないによって、かなり様子が変わってきます。ママが事前にパパの動向が分かれば、それなりの心構えで臨むことができるのです。

 朝のうちにどうするかを言っておくのも手ですが、日中の仕事の状況によっては、いきなりの残業という場合もあるでしょう。だからこそ、私は必ず連絡するようにしています。

 面倒だと思う方もいるかもしれませんが、一度「帰るメール」「帰れないメール」を送ってしまえば、あとは送信履歴からそのメールを繰り返し送信するだけです。たったこれだけのことですが、ママは助かると思いますよ。

③返信が必要かどうかを明記する

 子育て中のママは、育児や家事に手を取られて思うように返信ができないことも多々あります。そこで、私は相手にただ伝えたいことがあるだけの場合には、メールの文末に「返信は不要です」と一言添えるようにしています。

 ちょっとしたことですが、これによって相手も気軽に読めます。LINEで既読無視が話題になったことがありますが、そんなことで夫婦ゲンカをする時間がもったいないです。また、緊急で返信が必要な用件であれば、メールよりも電話のほうが無難です。

 メールでは、件名をちょっと工夫すれば、緊急度が分かります。例えば、子どもの送り迎えの時間について、メールで確認したいとします。こういうときは、
「【要返信】子どもの送り迎えについて」
とすれば、必ず返信してほしいことが、即座に伝わりますよね。次のようなバリエーションも考えられます。
「【16 時までに読んで!】子どもの送り迎えについて」
「【長め。お暇なときに】子どもの送り迎えについて」

 ある程度、返信に時間制限があるメールを送った場合、返信がなければ電話で確認するのは大切なことです。ママが子どもへの対応で四苦八苦しているかもしれないと想像力を働かせて電話するようにすれば、たとえ返信がなくても心穏やかに対応できると思います。

次ページから読める内容

  • 昼寝、夜の寝かしつけ、食事の準備中は電話しない
  • 連絡や報告を毎日書いて、見るのを習慣化しよう

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