主婦の採用人数が増えてきた
就職や転職を考えるには、勤めた後のことを考える必要がある。今から10年後、2025年の働く環境はどうなっているだろうか。リクルート ワークス研究所の推計データによると、日本の就業者は 2025年には6389万人となり(2015年は6274万人)、2015年からの10年で115万人増加、人口が減少する中でも就業者は増えると予測されている。さらに就業者の内訳をみると、男性は 2025年までに90万人減少する一方、女性は205万人の増加となり、女性を中心に雇用が増えると予測されている。(※)
(※)労働市場の参入確率や離職率がこれまでのトレンドよりも改善する楽観シナリオの場合
求人サイト「しゅふJOBサーチ」など主婦向け人材サービスを行うビースタイルの夫馬早紀さんは「新卒層や若者の労働人口が減少し、主婦層が増えるため、今仕事を一時的にお休みしている女性でも、再就職がしやすいということが読み取れます。実際に、しゅふJOBサーチでは、求人掲載数や主婦の方の採用人数が右肩上がりに増えていて、2年前と比較すると、しゅふJOBサーチでの主婦の就業数は約4倍です。主婦の方が就職しやすい時代になってきていると言えるでしょう」
40代の女性の事務職希望者が急増! 激戦で採用率は低い
ただし、「事務職」を希望している人は要注意だ。下のグラフは、職種別の、主婦の応募数と採用数。「オフィスワーク」と書かれた「事務職」の応募数が突出していることがわかる。「つまり、“事務職”を目指す人は非常に多く、競争率が高いということになります」。さらに、40代での事務職への応募数が抜きん出ていることが明らかだ。
「40代は、お子さんが小学校高学年や中学生になり、子育てが一段落する年齢で、お仕事を探し始める主婦の方が多い傾向にあります」
30代と40代では、仕事の探し方や条件交渉の方法が違うとプロは指摘します。そのノウハウを次ページからご紹介します。
次ページから読める内容
- 年齢が上がると事務職の採用率は下がる
- 30代なら「なるべく早く就職」 40代以降は「こだわりを捨てて」
- 未経験者はコールセンターや事務センターから始めるのが○
- 未経験でも働ける可能性がある金融系事務職 教育体制が整っていることが多い
- 金融事務に求められるのはコンプライアンス意識の高さ
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