仕事も子育ても忙しいDUAL世帯に役立つ家電の選び方を紹介してきた「共働き『必携』家電の選び方」。今回のテーマは「布団ケア」で、布団乾燥機と布団クリーナーについて考えていきます。一回目の記事では「布団乾燥機」について見てみましたが、今回は、布団クリーナーについて考えていきます。

※前回の記事もお読みください
 「メーカー別布団乾燥機選び サッと使える機種が人気」

布団クリーナーの火付け役は、レイコップ

──布団クリーナーという名前は、最近になって耳にするようになりました。これまで、布団専用クリーナーはなかったのでしょうか。

 単機能という意味では、そうですね。これまであった製品は、キャニスター型掃除機に布団専用のアタッチメントを付けて掃除するというもの。しかし、布団を掃除するためにキャニスターを引っ張ってくるのは面倒なうえ、アタッチメントまで交換するとなると、おっくうになるんですね。だから、布団に掃除機をかけるという習慣は、あまり定着していませんでした。

──布団クリーナーがこれだけ認知されるようになったきっかけは何でしょう。

 レイコップというヒット商品が出たことでしょう。テレビの通販番組で「干さない布団ケア」というキャッチフレーズでレイコップを紹介したところ、興味を持った人が実際に購入。そこから「アレルギーに効果あり」という口コミが広がり、あっという間に人気商品になりました。

ヨドバシカメラ秋葉原店の布団クリーナー売り場。レイコップとLGのコーナーが目立つ
ヨドバシカメラ秋葉原店の布団クリーナー売り場。レイコップとLGのコーナーが目立つ

 GfK Japanの「ハンディクリーナー」ランキングを見ると、布団クリーナー専用機が上位5製品の中で4製品ランクインしています(黄色が専用機)。そのなかの3製品がレイコップ。やはり売れていますね。

ハンディクリーナーの販売数量ランキング(集計期間:2015年3月)<br _>(全国有力家電量販店の販売実績集計/GfK Japan調べ)
ハンディクリーナーの販売数量ランキング(集計期間:2015年3月)
(全国有力家電量販店の販売実績集計/GfK Japan調べ)