こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。 「子どもができても旅名人」ではこれまで、家族旅行の大切さや「旅育」の実践方法について述べてきました。旅での学びは日常へとつながります。シリーズ最終回の今回は「旅育」がどのように子どもの成長に良い影響があるか、また学問にどう役立つかを、わが家の例を交えながらご紹介したいと思います。

旅を通して広い世界を知ることで、困難を乗り越え前向きに

 子連れで旅をしてきて、私が一番よかったと思うのが「幼いときから多様な価値観に触れ、世の中の広さを知ることができた」こと。昔は、近所が顔見知りだったり祖父母が同居していたりしました。あるいは地域のお祭りなど行事があり、特別なことをせずとも年齢や考え方の違う人と接する機会がたくさんありました。世の中というものを知り、学ぶチャンスが身近にあったのです。

 昨今は少子化、核家族化の影響や生活スタイルの変化で、子どもを取り巻く環境が、昔と大きく異なります。親や先生などごく限られた世界が、世の中すべてだと思い、ささいなつまずきが解決できないことも少なくありません。だからこそ、知らない人と出会い、言葉を交わして、共通点や違う点を見つけ認めることができる「旅」は貴重な機会なのです。「自分の日常は広い世界の一握り」という気づきは、シンプルですが、子どもが成長する過程で困難を乗り越え、前向きに人生を歩む礎になると思っています。

長野県のホテル五龍館で宿の仕事体験。お世話になったスタッフの方と
長野県のホテル五龍館で宿の仕事体験。お世話になったスタッフの方と

次ページから読める内容

  • 旅の失敗は学びの宝庫。「何とかする」というタフさも身に付く
  • 旅育からの中学受験を経験。旅は学問の理解に役立つ
  • 家族旅行で育まれた「絆」や「体験」は子どもの財産に

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