子どもの自立や、成長を見据えて部屋作り

 子ども部屋のリフォームで工夫したこと、では様々な意見が挙がりました。中でも、子ども自ら準備・片付けなどができるよう収納で工夫している家庭、子どもの成長を見据えて部屋づくりを考えている家庭が多くいたことが印象的でした。下記でいくつか紹介します。

・長男が年中のとき、リビングに子どもコーナーを作り、保育園や習い事ものを一まとめにして一人で準備できるようにした。小学生になったらランドセルや学用品置き場になる予定。おもちゃも整理し、一人で片付けがしやすいようにした。

・引っ越しと同時に、リビングの一角を子ども用のスペースにし、子どもの手の届く範囲に本やおもちゃを置き、自由に取り出し、過ごせるようにした。

・片付けが自分でできるように玩具を配置した。テレビに近づく傾向があったので、テレビ台+カラーボックスで高さを変えた。着替えや洗濯物を畳むことができるようになってきたので、リビングに子どもの衣装ケースを置き、子どもの気分に合わせて洗濯物の手伝いや着替え選びをできるようにした。

・小屋裏収納を作って、収納を増やした。今後も子どもの年齢で区切り(5年ごと)をつけて、子ども部屋と衣装部屋、寝室を見直す予定。子ども部屋には、作り付けのロフトベットを増設する計画を立てている。

 子ども部屋レイアウト変更・収納特集、2回目以降は、「一つの部屋をきょうだいで分けるアイデア」「子どもでも片付けられる収納」などを、専門家に教えてもらいます。

 アンケートは2015年5月12日~6月2日にインターネットを通じて実施し、104名(女性89名、男性15名)から回答を得ました。回答者の平均年齢は38.4歳。子どもの数は1人が35.6%、2人が54.8%、3人が7.7%、4人が1.9%でした。