夏休み中、学童の預かり時間が1時間延びる“共働きに優しい自治体”も
横山弘子さん(仮名)
DUAL編集部 まずは、皆さんの家族構成やお子さんが通っている学童について、自己紹介がてらお話しください。
横山 私は中3の娘と中1の息子の母親です。私達が住んでいる千葉県浦安市って、今振り返ってみれば比較的、子育てには恵まれているほうなのだと思います。私を含めて都心の勤務先に通うママが多かったという背景もあるのかもしれません。
私の定時(退社時刻)は17時半だったので、18時の保育園お迎えではどうしても間に合いませんでした。浦安市の公立保育園の預かり時間は7時から19時まで。延長料金もなく助かりました。
学童に関しても以前の預かり時間は8時から18時だったのですが、保育園と同じにしてほしいという保護者の要望が強かったため、夏休みなどの長期休暇中は保育園と同じ朝7時から19時までに拡大されました。
学童は小1の間はお迎えに行く決まりでしたが、2年生以降は家庭の判断で一人帰りをしても構わなくなりました。ただ、一人帰りができるのは、夏場は17時、冬場は16時半まで。一人帰りさせる場合は必ず学童に連絡するというのが前提でした。
―― 学童はどのくらいの人数規模でしたか?
横山 全学年合わせても50人に満たない小さな学童でした。実は浦安市の学童は(※編集部注:定員に余裕がある場合は)4年生まで預かってもらえるんです。だから、“小4の壁”というより“小5の壁”と言ったほうが正しいかも。
学童は学校の隣に開設されていたので、学校との連携も密で、学童の父母会には必ず副校長先生が参加されていました。台風などの緊急時や臨時休校になるとすぐに学童に移動できるようにしてくださったので、親としては安心でした。
わが家も4年生が終わるまで通わせたいところだったのですが、子どもが小3になったあたりからあまり学童へは行きたがらなくなってしまって……。
次ページから読める内容
- 小1で痛感「フルタイムのワーママはまだ少数派」
- 保護者が運営する形の公設学童は負担が大きい
- 小3娘「なんで自分だけずっと学童にいなくちゃならないの?」
- “小4の壁”が始まるのは4月1日から
- 小3の夏休み&冬休みに週1~2日、家で過ごす日を設ける
- 「ママが毎日18時に家の固定電話に電話をする」というルールを作った
- 「ママ同士が知り合いのおうちにしか遊びに行ってはいけない」という決まりに