もうすぐ、長~い夏休み。旅に詳しいライター・大友康子さんに、夏休みに向けた「子どもだけの海外体験」プランを紹介してもらいました。

 小中学生のお子さんをお持ちのご家庭にとっては、「春休みと比べて4倍も長い夏休みをどう過ごすか?」は大きなテーマ。将来の力につながる掛け替えのない経験をさせてあげたいという気持ちはあっても、親のほうはあまり長く休めない――。であれば思い切って子どもだけで海外に送り込む方法を考えてみてはいかがでしょうか? 今回は、2015年バージョンのお勧めプログラムをご紹介します。

日本人グループで行動する海外自然体験教室

 「NPO法人 自然体験活動支援センター」は長期休暇を中心に、小中学生を対象にした自然体験教室を開催する団体です。

 夏休み中、2泊3日から1週間程度の様々な自然体験教室を国内外で開催しています。海外のものでいうと、7月27日~8月1日「モンゴル大草原 少年・少女騎馬隊」(小学3年~中学3年、23万8000円~)、7月29日~8月3日「オーストラリア・ゴールドコースト ホームステイ」(小学3年~中学3年、28万8000円~)、8月19~25日「カナダ・バンクーバー ホームステイ」(小学4年~中学3年、29万8000円~)といった体験教室があります(費用は年齢や居住地によって異なります。燃油サーチャージなど、諸費用別途)。

 モンゴルでは基本的に日本人グループで行動を共にするため、語学の心配をする必要はほとんどありません。それでいて、ゲルでの暮らしや遊牧民の生活を垣間見たりといった貴重な体験ができます。オーストラリアやカナダのホームステイも、コアラやカンガルーとの触れ合い、牧場訪問、シーカヤック体験など楽しいプログラムが中心です。ホームステイも日本人2~3人が同じ家庭に滞在します。

 「英語のできないわが子をいきなり外国に送り込むのはちょっと」とちゅうちょしてしまいがちな方も、自然体験が中心のプランへの参加なら、安心できるのではないでしょうか?

 国内・海外教室ともに6月1日から予約受付開始中。既に満席コースもあるほどの人気です。