子どものおやつは手作りが理想的だけど、なかなかおやつにまで手が回らない……という働くママ・パパのために、料理の達人からとっておきの簡単おやつを教えてもらう本連載。今回は手軽でおしゃれなレシピと気さくなエッセーが人気の行正り香さんにご登場いただきます。「おしゃべりしながら作っちゃおうか」と、ご自宅のキッチンに立って手際よくおやつを作る間も、作り終えてからも、楽しいおしゃべりが続きます。

忙しかった母が天火でお菓子を焼いてくれた

行正り香さん(以下、敬称略) おやつは母がよく作ってくれたパウンドケーキをご紹介、とも思ったのですが、道具が必要だし、後片付けが大変なので、今日は手軽なバナナトーストにしましょう。バナナも食パンもコンビニで買えますし。

日経DUAL編集部 お母さんは手作りおやつだったのですね。

行正 母は、天火……ってオーブンのことなんですけど、「天火で何か焼くわねー」と言って、よく作ってくれました。もっと素朴な、パンの耳を揚げて砂糖をまぶしたものやおはぎ、白玉だんごなども作ってくれました。

―― お母さんも働いていたのですよね?

行正 エレクトーンの先生をしていました。忙しかったと思いますが、忙しいお母さんほど、子どもが家で食べるものの栄養を気にしたり、何か作ってあげたいと思ったりする気がします。

 さて、バナナと食パンはコンビニでも買えますが、このバナナトーストの味の決め手はこれです、レモンカード。チップトリーという、イギリスブランドが出しているものがおすすめですよ。レモンの酸味がほどよく利いて、おいしいんです。残念ながらこれはコンビニには無いけど、デパートなどで手に入ります。ピーナツバターでも代用できます。

 バナナトーストの作り方は簡単です。食パンの上にレモンカードをしっかり塗ってバターを載せ、その上にバナナを並べてトースターで焼くだけ。

左/行正さんは聞き上手でもある。料理の手は一切休めず、帰宅したばかりの子どもの話に「へー、そうなんだ」「そっかー」と相づちを打つ。右/レモンに砂糖、バター、卵で作るイギリスのスプレッド「レモンカード」。レモンの爽やかな酸味が広がる
左/行正さんは聞き上手でもある。料理の手は一切休めず、帰宅したばかりの子どもの話に「へー、そうなんだ」「そっかー」と相づちを打つ。右/レモンに砂糖、バター、卵で作るイギリスのスプレッド「レモンカード」。レモンの爽やかな酸味が広がる

次ページから読める内容

  • 力を入れているのは和食中心の朝ごはん
  • 「何食べたい?」と子どもには絶対に聞かない
  • 働くお母さん、自由とごはんをありがとう!
  • 申し訳ないという母の気持ちが料理になっていた
  • 料理の技術を身に付けるのは早いほうがいい
  • アメリカで学んだ献立の作り方

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る