必読! 預けるときの注意事項 罪悪感はゴミ箱へ

 預けるときの注意事項です。

 緊急のときの連絡方法などを申し送りしたら、次にやることは、罪悪感という重い荷物もどこかに預けてしまうことです。紙に「罪悪感」と書いて、一番近くのコンビニのゴミ箱に捨てましょう。コンビニのゴミ箱に家庭ごみは捨ててはいけませんが、紙切れ一枚、そのくらいなら日本のコンビニ大手はきっと目くじら立てません。

 「罪悪感」と「責任感」。この二つが、産後うつを育ててしまうのです。

 育児に責任感はもちろん必要でしょうが、子どもを育てるのは、みんなです。ママだけではありません。過剰な責任感とそれに伴う過剰な罪悪感。がんじがらめにならないで。

 私の産後うつ期間はどうだったかというと…

 あまりに寂しくて、商社マンの夫について海外に駐在する友人の声が聞きたくて、某商社の代表電話に電話をかけ、人事部に回してもらい、事情を話して電話番号を教えてもらい(今なら多分個人情報云々かんぬんで絶対無理)、泣きながら電話をしました。翌月KDDI(当時はKDD)から6000円くらいの請求が来たことをよく覚えています。

 また、実家の父によく来てもらいました。無類の赤ちゃん好きで、新生児の世話もおまかせでした。元祖イクジイでしょう。おむつ替えなども私よりもうまいくらいでした。

 夫も、非常に子育てに協力的だったし、家事も私よりずっと得意だったので、非常に恵まれた環境でしたが、それでも「産後うつ」にはなるのです。なぜなら、頭や心の問題ではなく、体が支配するわけなので。体の変化が引き起こす心の変化ではないかと思うのです。心も体の一部ですからね。エンストみたいなものでしょう。

 上手くエンジンがかけられるようになるまで、ほんのちょっぴりポンコツになった自分をいとおしんでくださいな。赤ちゃんと一緒に、わんわん泣いてすっきりするのもオツなもの。

★らむねのDon't 二の舞★

1.産後うつには、不可抗力な部分とコントロール可能な部分がある

2.不可抗力な部分は、諦めも肝心かも

3.リフレッシュで重要なのは、罪悪感を捨てること