編集部や読者の「ぶっちゃけ手抜きレシピ」を恥ずかしげもなく大公開する本企画。
●DUAL編集部の手抜きレシピ2015 大公開!(上)
DUAL編集部の手抜きレシピ2015 大公開!(下)
手抜きレシピ・読者編 もし炊飯器にごはんがなかったら…(前編)

今回は、読者編の後編です。家庭それぞれの、工夫いっぱい、愛情いっぱいの手抜きレシピが集まりました。「しんどくて手を抜いてしまうのはうちだけじゃないんだ」「へぇ~! こんなワザもあったのね!」と参考にもなり、勇気と元気をもらえます。疲れたときのための秘策が満載。ブックマーク必至です。

冷蔵庫に何もない!ときのお昼ごはんは「ふかしいも」

読者・Mさん
仕事:生活用品メーカー・事務・時短勤務
子どもの年齢:3歳

 時短勤務で早く帰れるとはいえ、夫は仕事が忙しいので保育園の送迎はすべて私の担当。やはり、疲れがたまるとこたえます。土曜日の朝からお昼にかけては、気力・体力ともにぐったりです。土曜日は、朝起きてたまった家事をやっつけたらあっという間にお昼。子どもはおなかがすいているようだけど冷蔵庫には何もありませんでした。そんなときに、お昼ごはんで出したのが、この焼き芋です。

1.とろとろクリーミーな安納芋(だけ 笑)

【材料】安納芋
【作り方】芋をよく洗い、ぬらしたキッチンペーパーで包んで、さらにアルミホイルで包み、魚焼きグリルで15~20分じっくり焼く
【ポイント】「たかが芋、されど芋」。じっくり焼いておいしく食べる

 夫は、「これが昼ごはん!?」と引いていましたが、子どもがうれしそうにペロリとたいらげてくれました。お芋はおなかにたまるし、甘くておいしくて保存しやすくて、重宝します。

 ある日、ごはんを作るのが面倒なほど疲れていました。大人は買ってきたおすしで済ませようと思いましたが、まだ生魚を食べたことのない子どもにおすしはハードルが高かったんです。そこで、スープにごはんを入れておじやにしてしまえ!と作ったのがこのおじやです。

2.野菜も入ってるヨ! わかめスープおじや

【材料】ごはん、市販のわかめスープ、野菜何でも
【作り方】冷蔵庫にあった玉ねぎを小さく切って、市販のスープと煮る。最後にごはんを入れて出来上がり
【ポイント】市販のスープに「ちゃんと、野菜を入れる」こと

 これを見た息子は目を丸くして喜んでいました。「スープにごはんが入っている!」と。市販のスープだけを使うと罪悪感を抱いてしまいますが、冷蔵庫にある野菜も合わせて、具だくさんスープにするのがポイント。おいしいんです。ニンジンやシイタケを入れてもいいですよ。夫にも好評でした。

 ちりめんじゃこが好きな息子。常に冷蔵庫にストックしています。でも、ちりめんじゃこだけを食べるとしょっぱいので、食べてもらいたいトマトと組み合わせてみました。

3.トマトじゃこサラダ&はんぺんピカタ風

【材料】ちりめんじゃこ、トマト、かつおぶし、のり、はんぺん、卵
【作り方】トマトをひと口サイズに切って、そこにじゃことのりとかつおぶしをかけて出来上がり。はんぺんを三角に切り、溶いた卵にはんぺんをからませてフライパンで焼き、ケチャップを添えて出来上がり
【ポイント】ケチャップでにこにこマークを書く

 その日、はんぺんのバター焼きを作ろうと思ったのですが、はんぺんを焼いただけだと「手抜き感」満載…。子どもにもテンションを上げてもらいたかったので、ピカタ風にしたら、料理っぽくなりました。はんぺんにケチャップでニコニコマークを描いたら大喜び! 手で食べられるのもいいですね。

 はんぺんにチーズやシーチキンを挟んで焼けば、大人のお酒のおつまみにもなるんです! 夫はあまり反応しませんでしたが、われながら、決まった!と大満足です。