大谷編集委員 お任せください。以前、ソースかつ丼を題材にした旅記事を書いたことがあります。参照記事「群馬・桐生・藪塚 ソースかつ丼 織物の伝統、息づく町並み」
この記事を書いて以来、俺は全国のソースかつ丼を食べ歩いているんだけど、食べれば食べるほど思うのは、ソースかつ丼ってかつが主役のように見えるけれど、実はソースがかかったごはんがおいしいんじゃないかということです。
一同 ほうほう(聞き入ってうなずく)
大谷編集委員 椎名誠のエッセーの中に「たっぷりのソースの中にコロッケを浸し、衣にソースを染みこませたら、それを丼のごはんに埋めて食べる」という料理が出てきます。これもソースが染みたごはんがすごくおいしい料理です。ただ、この料理の弱点は「コロッケの味に左右される(冷凍食品などでは今ひとつ)」「ソースの消費量が多い」という点でした。そんな欠点を解消したのが、わが家のソースハム定食(笑)。
大谷編集委員 簡単に言えば、海苔の代わりにハム、しょう油の代わりにソースを使うという料理です。子どもが小さくて箸を上手に使えないなら、ごはんをハムの上にのせて手巻き寿司風にして食べても全然問題ありません。ソースの味がしみたハムとごはんの組み合わせが絶品。
羽生編集長 うっっ…(恥ずかしさで)負けた気がする! 椎名誠もびっくりだね、このシンプルさは。でも奥さんとか嫌がらない?こんなもの食べさせて、とか。
大谷編集委員 よく分かりますね編集長。実は奥さんに見つかると、すごく嫌な顔されるんですよ(苦笑)。でもこの際ハッキリ言いますが、子どもと男は、みんなソースがかかったごはんが好きなんです!!
ハムは普通にコンビニで売っているパックでOK。ソースも大量には使いません。ハムは朝食のハムエッグにも使えるし、サラダにも使えるので、汎用性が高いんじゃないかと。
荒井記者 これは! 男子にはたまらない、シンプルを追求したB級グルメだ~。
長野記者 えー。白ごはんシリーズでいくと、わが家でも、冷蔵庫にストックしている食材で白ごはんと合わせて食べる定番手抜きレシピがあります。