こんにちは。とけいじ千絵です。私は、「審食美眼(=食に対する審美眼)を磨き、彩りある食生活を」をモットーに、小さな子どもを持つパパ・ママ向けに講座を開いたり、フードアナリストとして企業の商品開発のお手伝いや執筆活動をしたりするなど、「食育」にたずさわっています。
今「食育」の大切さが注目されていますが、なぜ小さなころから食育を行うことが重要なのでしょうか? それは、子どもの味覚の発達のメカニズムを知れば納得していただけると思います。前編では味覚の仕組みについてお話しするとともに、離乳食を上手に進めるコツについてお話ししたいと思います。
子どもの味覚のピークは生後すぐ。5カ月過ぎから鈍感になっていく
味には「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の五味があると言われていて、それぞれが、いわば信号としての役割を持っています。
このように、味覚とは生きて行くために必要なものを識別する能力なのです。
次ページから読める内容
- 舌の味覚分布図説は古い。どの場所でもすべての味が分かる
- 子どもの「おいしい!」には味だけでなく、色、舌触り、シチュエーションも影響
- グルメにしなくてもいい。様々な味を受け入れて楽しむことを経験させる
- たくさんの素材を、繰り返し食べさせて「安心の味」に定着させる
- 食べないからといって「嫌いなもの」と決め付けるのはまだ早い
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