学校や地域を挙げて防犯に力を入れても不安

【質問③】
わが家の娘も今春、小学生になりました。うちは小学校まで徒歩で30分弱あります。通学路はほぼ住宅街ですが、人通りはそれほど多くありません。ただ、集団登下校なので、登校時も下校時も基本的に一人になることはありませんし、一年生の下校時には地域の見守り隊も一緒に歩いてくださいます。学校や地域を挙げて、防犯には力を入れているようですが、それでも今の時代、何が起こるか分からないので、やっぱり不安です……。(Keiさん・41歳)

【hitomiさんの回答③】

 Keiさんのお子さんの学校では、集団登下校をされているんですね。基本的には一人になることは無いとのことで少しは安心ですが、それでも今はどんな危険が潜んでいるか分からないので、親御さんとしては不安だろうなと思います。

 うちは自宅マンションの近くに小学校があるので「至近距離だから大丈夫かな……」なんて甘く考えていたんですが、小宮先生から「子どもがたくさんいる学校とマンションは犯罪者が一番好きなシチュエーション」と伺って、「これは心を入れ替えなきゃ!」と危機意識を持ちました。最近では、自宅周辺でも連れ去られる事件も起きていると聞きますし。

 通学途中もそうですが、習い事やお友達の家を行き来する間の一人歩きの時間も心配ですよね、今、ちょうどうちの娘が習い事に行きたいと言っていて、色々と探しているのですが、自宅からの距離や習い事に行くまでの道のりなどが気になって仕方がありません。場合によっては、送り迎えも必要かなぁと考えているところです。

 先生によると、子ども達が習い事やお友達と遊んだときの帰り道など、一人で歩くことが多い夕方の時間帯がとても危ないようなので、気を付けたいですよね。

 もしお子さんの防犯対策にちょっとでも不安があるのなら、実際に通学路や近辺の街を歩いてみてはいかがでしょう。自分の目で見て、感じて、危険を見分ける目を養うということはとても大切なんじゃないかなと思います。

 子育ても同じですが、世の中のマニュアルではそう言っていても、実際に自分自身が触れて、確かめてみないと本当のところは分からないですものね。案外、自分で確かめたほうが心が落ち着いたりしますよね。

 地域を歩いてみて、「どういう場所が危険なのか?」「どうしてそう感じるのか?」「本当に危険なのか?」など、自分なりに掘り下げてみたり、子どもと話し合ったりしていく中で、自分達の身の安全を守る力が養われていくんじゃないかと思います。

 「自分の身は自分で守る」という意識を大切に――。

 まずは私も、家族と一緒に街を歩いてみることから始めてみたいと思います!

※次回のテーマは「食の安全」です。hitomiさんの公式ブログで、5月下旬ごろから質問を募集します。子どもと食の安全について普段から気になっていること、hitomiさんに聞いてみたいことなどありましたら、ぜひお寄せください。

●今日のhitomiのワンショット●

髪の毛を切りました〜☆ 久しぶりのショートボブに。3年に1度くらいの頻度で髪を短くしています。たまに短くするとなんだか、気持ちもスッキリします。でも一番は、赤ちゃんがいるこの時期、自分に時間をかけてられないからという理由です。

hitomi
1976年生まれ。1994年にデビュー。歌手活動やモデル活動、TV出演のほか、美脚商品やヨガウエアのプロデュースも行っている。「美脚キュッ+骨盤ケア」(びきゃっきゅぷらす)、animaとの第3弾コラボヨガウエアは現在好評販売中。現在2児の母。詳しい情報はオフィシャルブログ「Love Life」をチェック。

(文/伯耆原良子 P1〜P2の写真/有本真大)