「歌? もちろん大好き!」家族や先生から薦められたのが入団のきっかけ
DUAL編集部 こんにちは!
一同 こんにちは!(団員3人とカペルマイスターが笑顔で場をなごませてくれる)
―― 日経DUALでは今、習い事特集を企画しています。その観点からお話を伺っていきますね。まず、お一人ずつ、ウィーン少年合唱団に入ったきっかけから教えていただけますか?
ミヒャエル じゃ、僕から! 僕はシュタイヤマルク州出身なんです。ウィーンと比べると田舎です。小さなころからずっと歌が好きで、小学校の先生から「君の歌は音楽性が高い」と褒められたことを覚えています。そして、校長先生から「ウィーン少年合唱団に入ったらどうだい?」と薦められたのがきっかけで、8歳のときにオーディションを受けました。
レアンダー 僕の場合は、まずお姉ちゃんが合唱が大好きで、ウィーン国立オペラ座に子役で出たりしていたんです。そんな姉の影響もあって、僕自身も歌が大好きに。お母さんから「オーディションを受けてみたら?」と言われて、9歳ころに受けました。
エリアス 僕も歌が大好きで、5歳くらいからグラーツ(オーストリアの都市)の児童合唱団に入っていました。そして、9歳くらいでウィーン少年合唱団のオーディションを受けました。
うれしかったのはソロに指名された瞬間。悔しかったのは、帽子が飛ばされたこと
―― ウィーン少年合唱団に入って、一番楽しかったことと、大変だったことは何でしょう?
ミヒャエル 僕はいろんな国の太鼓をたたくのが得意なんです。公演中は歌うだけでなく、得意な楽器を弾いて、歌に合わせたりするんですね。オーストラリアのシドニーで公演をしたときに、舞台で思いっきり太鼓をたたいたら観客の皆さんが盛り上がってくれて。それが一番楽しかったことかな。
大変だったのは、海外公演のたびにおなかが痛くなっちゃうこと。初めての海外公演先はシンガポールで、ずっと看護婦さんと一緒にいることになってしまって……。今回の来日では前もって薬を飲んでいるので、今のところ大丈夫です。
レアンダー 僕が一番うれしかった瞬間は、12歳くらいのときに「ソロを歌ってもいいよ」と言われたこと。一番悔しかったのは、海外公演のときに船に乗っていたら、風で帽子が吹き飛ばされちゃったこと!
エリアス 僕は、喉を傷めてしまって、へんとう腺の手術を受けたのがつらかったな。