子どもは検診と予防接種、大人は歯の治療も

 海外旅行保険以外にも、リスクに備える方法があります。子どもに予防接種を受けさせる、病気や歯の治療などをできる限り済ませておく、といったことが考えられます。

 職業病なのか、必要以上にリスクを避ける傾向のある私は、子どもを連れた海外旅行は控えていました。そんなわが家ですが、近々どうしても子連れで海外に行く必要ができてしまいました。

 仕方がないので、子どもに自費の検診を受けさせ、予防接種の相談をしました。渡航先に合わせて受けておいたほうがよい予防接種を自費のものも含めて打ちました。

 また、海外での突然の歯痛を避けるべく、夫婦で歯の治療を行ったり、現地で日本語が通じる病院を調べたりまでしてしまいました。

 その他、小さな子どもを連れての海外渡航は荷物も大変なので、空港宅急便(宅急便料金+空港手数料 1件につき648円)や手ぶらサービス(空港宅急便料金+手ぶらサービス料 1件につき324円)なども活用したいと考えています。

「備えあれば憂いなし」という言葉もあるとおり、海外で存分に楽しむためにも、考えられるリスクに事前に備えておくと安心です。

【FP花輪陽子からのアドバイス】

 海外旅行の際には、海外旅行保険に加入をするなどのリスク管理をしっかりしてください。大人よりも体調が変わりやすく、事故も起こしやすい子ども連れの場合はなおさらです。

 保険料を抑えるには、まずは手持ちのクレジットカードに付いた補償内容を確認し、不足分を安価な保険で付け足しましょう。一般には、旅行会社や空港で加入するよりも、ネット保険に加入をするほうが安価です。