モノを壊した際の賠償請求にも備えたい

 病気以外にも、海水浴中に溺れて意識を失ってしまったなどの不慮の事故やホテルの浴室を水浸しにしてホテルから損害賠償を求められたといった賠償事故なども考えられます。子どもが好奇心旺盛な年頃だと目が離せませんよね。

 実は私も20代の頃に、ハワイのコンドミニアムのシステムキッチンの一部を壊してしまい、賠償請求されたことがありました。クレジットカードに付いていた海外旅行保険でカバーできたのが不幸中の幸いでした。

ネットで加入できる海外旅行保険がおすすめ

 さて、私のケースのように、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償内容は十分なのでしょうか。クレジットカードの補償では治療費用などが十分でない場合が多いです。手持ちのクレジットカードの補償を確認して足りない部分は、ネットで加入できる海外旅行保険に加入することもできます。

 例えば、損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」の場合、ハワイ5日間で保険料を抑えたプランだと、ファミリープラン3名で4260円です(補償内容は傷害死亡・後遺障害:500万円、治療費用:1000万円、疾病死亡:500万円、賠償責任:1億円、携行品損害:30万円、救援者費用:1000万円、航空機寄託手荷物遅延等費用:10万円)。1人当たり1420円で高額な治療費や賠償請求に備えられるのであれば、安価な投資と言えるでしょう。

 海外旅行保険は出発日に申し込むこともできます。海外旅行のために自宅を出発してから帰宅するまでのすべてを補償するために、空港で加入するのではなく、自宅を出発する前に申し込むようにしましょう。加えて、海外での保険会社への連絡先がすぐ分かるようにしておくと、現地で何かあった場合もスムーズに処理ができます。