多様化と細分化が進むイマドキ習い事。その理由は?
「子どもが夢中になるものを見つけてあげたい」「子どもの可能性を広げてあげたい」親心
「子どもにどの時期から、どんな習い事をさせるか?」――。多種多様な選択肢があるだけに、この問題の答えが見つからず迷っているママ&パパは多いようです。そこで特集「習い事のリアル~2015年春~」では、様々なジャンルの子ども(幼児~小学校低学年)向けのスクールを訪問。実際に、習い事に通っている子どものママや指導者の皆さんにお話をお聞きしました。
「どんな目的でこの習い事を選びましたか?」「習い事を通じた子どもの変化・成長は?」「先生はどんなことを心がけて指導しているんですか?」「子どもの能力や意欲を伸ばすためにどんな接し方や働きかけをしているのでしょう?」――など、習い事で気になるあれこれについて、生の声をご紹介します。
第1回では『ケイコとマナブ』が実施したアンケートの結果から、今の子ども達がどんな習い事に行っているか、そして、その背景にある親の気持ちに迫ります。
「子どもにどの時期から、どんな習い事をさせるか?」で悩むママ&パパは少なくない(写真はコナミスポーツクラブ西船橋 撮影/平山諭)
皆さんは自分の子どもにどんな習い事へ通わせていますか。どんな習い事を体験させてあげたいですか。
2014年8月にスクール情報誌『ケイコとマナブ』が小学生以下の子どもを持つ母親618人に行ったアンケートによると、「現在、習っている習い事」は以下のようなものでした。
「2014年上半期 子どもの習い事ランキング」(リクルートライフスタイル)より
定番の習い事が並んでいますが、昔と比べると、子どもの習い事には変化があったのでしょうか。今から20年前の1995年10月、玩具メーカーのバンダイが行ったアンケート結果は以下のようなものでした。
1995年「バンダイこどもアンケート」より
調査組織、調査方法は異なりますが、ランキングに並ぶ名前を見る限り、ベスト10に名前を連ねている習い事に大きな変化は見られないことがわかります。
しかし、習い事のジャンルは同じでも、その中身には変化があるようです。