危ない場所の見分け方に、子どもと一緒に挑戦
これから出てくるイラストをお子さんと一緒に見ながら、「そこがなぜ危険なのか」と質問してみましょう。答えを見る前に、自分でもなぜ危険なのか考えてみてください。
【質問1】
塀に囲まれた駐車場や公園、ビルや高い木の陰になっている通路は、どうして危ないの?
理由は、「誰でも入れて人目につかない場所は、こわいことが起きてもまわりから見えないから」。誰でも入れるから不審者も入りやすいし、中で危険な目に遭っていても、周辺の人からはそれが見えないため、いざというときに助けてもらえないから危険な場所なのです。
【質問2】
遊園地やデパート、イベント会場など、たくさんの人でにぎわう場所は、どうして危ないの?
理由は「たくさん人が集まる場所は、たくさんの人にまぎれて、悪い人が入りやすい」から。誰でも入ることができる上、そこにいる人が楽しいことに夢中になっている間は、不審者がいることに気づきにくいからです。
【質問3】
ごみがちらかっていて掃除されていない場所や、落書きがそのままになっている場所は、どうして危ないの?
理由は、「ごみや落書きが多いということは、町の人の目が行き届いていない印だから」。ゴミや落書きがそのままになっているのは、街の人たちがそれを気にしていないという証拠。そんな場所に不審者がいても、誰も気づいてくれない可能性が高いからです。
【質問4】
人がほとんど通ることがなく、周りに建物が少ない場所は、どうして危ないの?
理由は、「人があまり通らない場所は、こわい目にあっても気づいてくれる人がいないから」。人が周りにいない場所は、危険なことが起きても、誰も気づいてくれません。