布団乾燥機の常識を覆したアイデアとは
布団乾燥機といえば、大きな袋に布団を入れるか、布団の間にマットを挟み、そこにホースをつないで温風を吹き込むイメージですよね。しかし、2013年に象印がこの常識を変えました。マットも袋も使わない布団乾燥機を出したんです。いわゆる、マットなしタイプの布団乾燥機ですね。
──それは、どうやって使うのですか。
掛け布団と敷布団の間に吹き出し口を入れ、そこから直接温風を吹き込みます。実際うちでも試してみたのですが、吹出し口に近い頭側は47度で、最も遠い足元側でも約27度と、まずまずの温度でした。何といっても、袋に布団を入れたり、マットを敷いたりする手間がかからないので、手軽なのが一番のメリット。これなら、毎日でもやろうという気になります。
次のデータを見てください。黄色く塗られている製品が、マットなしタイプです。5位までのランキングで、3製品がマットなしタイプです。GfK Japanの調べによると、布団乾燥機販売に占めるマットなしタイプの数量シェアは増加傾向にあり、3月時点で約6割弱に達しています。