スマホやゲーム機で子どもが簡単にインターネットにアクセスできる時代、昔では考えられなかったような事件に子どもが巻き込まれる可能性も増えてきました。子どもがネット犯罪に巻き込まれないようにするには、どんな知識が必要なのか。最近ではキャリア会社も、その啓蒙に力を入れています。これまで2回にわたって、NTTドコモが小学生を対象として行っている「スマホ・ケータイ安全教室」の様子を紹介してきましたが、3回目は保護者を対象としたセミナーを取り上げます。

過去記事もご覧ください
第1回スマホ防犯教室 個人情報はこんなところから漏れる
第2回スマホ防犯教室 「なりすまし」にだまされる理由

インターネットに潜む7つの危険

 今回取材したのは、市川市教育委員会生涯学習部主催の家庭教育学級として千葉県市川市立新井小学校で開かれた「スマホ・ケータイ安全教室(保護者編)」です。教室に参加したのは、同校に通う小学生の保護者の方、約40名。講師を務めたのはNTTドコモあんしんインストラクターの鶴田裕亮さんです。

 鶴田さんが最初に説明したのは、携帯電話やスマホ以外の、ネットに接続できるハードの話でした。

「皆さんは、子ども達に気軽に携帯ゲーム機や音楽プレーヤーなどを買い与えてはいませんか? 実は、携帯ゲーム機や音楽プレーヤーもインターネットに接続できるため、携帯電話やスマートフォンと同じように危険なのです」。

 鶴田さんのこの言葉を聞いて、会場から驚きの声が上がりました。日経DUALでは、何度も「携帯ゲーム機や音楽プレーヤーもインターネットに接続できる」ことについて記事にしてきましたが、まだまだそのことを知っている親は多くないようです。鶴田さんは最初にその点について念を押してから、インターネットの危険について話し始めます。

 鶴田さんによると、インターネットの危険は以下の7つに分類できるそうです。

「間違った情報」
「いじめ」
「性犯罪」
「詐欺」
「ネット依存」
「個人情報流出」
「軽率な投稿」

 中でも、身近で、かつ深刻なトラブルが「いじめ」「性犯罪」「詐欺」など。

 これらのトラブルを未然に防ぐためには、以下の4点が必要になります。

(1) 相手の気持ちや状況を配慮できるよう子どもを教育する
(2) 家族でスマホや携帯電話の使用ルールを決めるとともに、そのルールを友達にも通知する
(3) フィルタリングを適用し、危険な情報に触れない環境を作る
(4) 子どもがトラブルに巻き込まれた際に、周りの大人に相談できるようにする

 ではこれらを詳しく見ていきましょう。

インターネットの危険性を語る鶴田さん。ネットのトラブルから子どもを守るには4つのポイントがあるという
インターネットの危険性を語る鶴田さん。ネットのトラブルから子どもを守るには4つのポイントがあるという

次ページから読める内容

  • (1)相手の気持ちや状況を配慮できるよう子どもを教育する
  • (2)家族でスマホや携帯電話の使用ルールを決めるとともに、そのルールを友達にも通知する
  • (3)フィルタリングを適用し、危険な情報に触れない環境を作る
  • (4)子どもがトラブルに巻き込まれた際に、周りの大人に相談できるようにする

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