エネルギーの見える化と機器の制御が可能

 電気設備や家電製品を製造販売するメーカーも開発に一層力を入れ始めている。HEMS事業を積極的に展開する東芝ライテックとパナソニックの例を紹介しよう。

 HEMSの最もシンプルな機能は「エネルギーの見える化」だ。既存の分電盤にエネルギー計測ユニットを取り付けることで、ブレーカーごとの電力利用状況が分かるというもの。パナソニックは2014年5月からブレーカーごとの電流計測機能を内蔵するHEMS対応の分電盤「スマートコスモ」を販売しており、東芝ライテックもエネルギー計測ユニットを内蔵するHEMS対応の分電盤を2015年4月から販売するなど、一層の対応が進んでいる。

 HEMSの利用状況はパソコンやタブレット、スマートフォンなどを通じて表示・確認できる。インターホンにHEMSのモニターを統合したモデルもある。


エネルギーを「見える化」したHEMSのモニター画面(パナソニックのデモサイトより)

 HEMSモニターでは電気の使用状況だけでなく、太陽光発電システムなどを利用した発電状況、余剰電力の売電状況、蓄電システムの蓄電状況なども確認できる。パルス発信器付きの流量計やガスメーターと接続すれば、水の使用状況やガスの使用状況も一つのモニターで管理できる。


ガス・水道の使用量も見える化しているHEMSモニター画面(東芝ライテックのデモサイトより)


左から、東芝ライテックの電材EMS商品企画担当・増倉孝一さん、住空間営業担当グループ長・大江大さん、電材EMS商品企画担当・河口俊朗さん