日経DUAL編集部 前回の記事では、加藤さんの「卒乳」の進め方について詳しく伺いましたが、広重さんと綾瀬さんは「断乳」経験者ですね。母乳育児を続けていくことが何らかの事情でできなくなったとき、断乳に踏み切る人は多いと思いますが、お二人の場合はどのような進め方だったのでしょうか?
広重さん(以下、敬称略) 2歳3カ月の長男は今も母乳を続けていますが、長女のときは第二子がそろそろ欲しかったことと仕事復帰の期日が迫っていたことから、1歳6カ月で断乳を試みました。通うことになった保育園が、母乳ではなく、粉ミルクを推奨していたこともあり、しょうがなくという気持ちでした。
娘は昼間はほとんど母乳を飲まず、ごはんもよく食べていたのでいけると思ったんですが、実は4回ほど試みて失敗しているんです。
一同 ええ、4回!?
広重 そうなんです。1回目に断乳を計画したときは、おっぱいが傷だらけになるくらいひっかかれ、おっぱいを求めて泣き叫ぶ長女の姿を見ていると心が折れてしまい……。2日目の夜にたまらなくなって母乳をあげてしまいました。
2回目はそれから1~2週間後でしたが、タイミング悪く、私が乳腺炎になってしまって断念。
3回目は周囲のアドバイスに従って、おっぱいに顔の絵を描くことを試してみました。顔を描くと、赤ちゃんはおっぱいが別のものに変身したと認識し、すんなり離れられる子もいると聞きまして。油性ペンで書くと何日も消えないとも聞いたので、お湯で落とせる黒のマスカラを使って「へのへのもへじ」を描きました(笑)。