ダメだと思う組織では働かない!が重要

 では、今働いている組織がずぶずぶの「ダメボス企業」だと気づいたら。僕だったら、ソッコーで見切りをつけて、自分が気持ちよく働ける組織へと転職します。

 消費者行動と同じで、「ダメだと思う組織では働かない」という選択的アクションを取っていくことが、皆にとってよりよい社会づくりのために重要だと考えるからです。

 2馬力の収入源がある共働きであればなおさら積極的に! いわゆるブラック企業のような環境で無理に働き続けた結果、もしも心身を病んでしまったら、回復を含めての時間の損失は甚大です。

 たとえ、転職に時間がかかっても、もう一人の収入があるから何とかなるのがデュアラーのメリットです。そのメリットを生かさない手はありません。

 親世代の「終身雇用」はとっくに崩壊している神話。何も恐れず、自分が納得できる環境を求めて柔軟に動くことが、個人の生き方にとっても、社会にとっても前向きな選択になると思います。

 働く本人の努力として、キャラを演出することも大事だと思います。「仕事以外にやりたいことがある」「保育園のお迎えは18時」「週末は家族を大事にしたい」など、自ら発信する。これまで猛烈に残業していたとしても、キャラ変は可能です。子どもが生まれるタイミングは、最も切り替えがうまくいくタイミングですね。

 次回は、当法人での実践例も交えながら、「働きやすい環境づくり」について話を続けていきたいと思います。

(文/宮本恵理子 写真/鈴木愛子)