こんにちは、チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。子どもを取り巻く悲しい事件や痛ましい事件が続き、ニュースを見ては胸を痛めています。「たたいたらお友達はどんな気持ちになるだろう」「いじめられているお友達は、一人ぼっちでどんな気持ちでいるだろう」と考えられる力、これこそまさに「想像力」ですが、近年の子どもが加害者になる事件は、この想像力の欠如が問題だと言われ続けています。

子どもに身につけてほしいのは「想像力」

 友達との付き合いの比重が増えていく小学校以降になると、「子どもが何を考えているかわからない」「学校の出来事を話してくれない」というパパ、ママが増えます。
 対話する時間がなかなか持てないときでも、子どもが悩んだときには、ちゃんと自分の思っていること、考えていることを言葉にし、人の気持ちをおもんぱかることができる力を育んであげたいと願うもの。
 今日は、どうやったら絵本を通して「想像力」を育むことができるのか、お話しさせていただきます。

 絵本を通じて引き出す力には3種類あります。

●想像力
人の気持ちを想像する力、これから起こることを想像する力、新しいものをイメージし、創り出す力。絵本の世界を言葉と実体験でつなげることで育まれます。

●コミュニケーション力
どんなに優れた才能があっても、人に伝えることが出来なければ価値を発揮することができません。人とつながるコミュニケーション力は子どもの可能性を広げます。

●集中力
新しいことをどんどん吸収していく土台となる力。絵本をじっと見ることができる、1冊通して聞くことができる力。継続し、ステップを経ることで育まれていきます。

 この3つの中でも特に「想像力」を育むには、絵本を読むだけでなく、さらに遊びにつなげることが効果的です。それはどうしてか…?

次ページから読める内容

  • 子どもが初めて体験したときに大人がかける一言が重要
  • 2歳で見えないものへ想像を膨らませ、年長で相手の気持ちを想像する
  • 幼児期に確立した想像力が小学校学習の基盤にもなる

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