いよいよアイシングクッキー講座がスタート!
ライブラリー隣の「キッチンスタジオ」に移動した後は皆さんお待ちかね、アイシングクッキー講座のスタート。居住者の皆さんも加わって一気ににぎやかになった。
今回のイベントは、空と一緒に暮らすタワーマンションでの生活を体験できる「空シェア活動」の2回目。豊洲に続き、この東雲でアイシングクッキー講座も2回目となる。講師はケーキデコレーションで有名な米国の「ウィルトン」が開く教室の先生達だ。
西山先生は「アイシングクッキーはお子さんもお手伝いしながら楽しくできます。女の子は大人も子どもも『可愛い~』とニコニコ。男の子も細かい作業に熱中して意外と楽しめます」と話してくれた。
参加者達に配られたのは、作業する手元に敷く黄色いペーパーと、交換用の小さなハートやお花のクッキー達、そして自分用の大きなくまちゃんクッキー。
口金のついた絞り出し袋の中にはベージュやピンクのクリームが入っている。粉砂糖や卵白でできたアイシング(デコレーション)用のクリームで、これでクッキーの上に模様を描いていく。砂糖の絵の具でクッキーの上に自由にお絵かきするイメージだ。
まずは黄色いペーパーの上でクリームを出す練習。コツは、絞り出し袋を鉛筆のように持つのではなく、握るように持って絞り出すこと。初めは力加減が難しく、出し過ぎたり出なかったりとどの親子も歓声を上げながら楽しんでいた。
練習に慣れた参加者は、くまちゃんクッキーの端をなぞるようにしてアウトラインを描いていく。輪郭が描けたら、内側を塗りつぶすようにクリームで埋めていく。さらに用意されたハート型などのカラフルな砂糖細工の飾りを乗せれば完成だ。
子ども連れで参加した夫婦は「初めてだけどうまくいった!」と大喜び。デュアラーのMさんは「難しいですね」とつぶやきながらも出来に満足げだった。
娘さんと参加した居住者の方は、「自分でもアイシングクッキーを作ってみようとしたのですが、クリームの作り方が難しい。固すぎても出ないし、ゆるすぎると流れてしまうし。今日は理想的なクリームで、楽しくアイシングできました」と話してくれた。
オーブンで乾燥させた小さなクッキーは、同じテーブルの参加者同士で交換。交換用のハートのクッキーは好きな色で作るため、作る人のセンスが問われる。可愛いアイシングに大人も子どもも思わず顔がほころんでいた。
市販のクッキーにこうやってアイシングを施せば、気心の知れたママ友の家にお土産として持って行ったり、子ども同士のちょっとしたプレゼント交換で渡したりするにもぴったり。アイシングクッキーが流行している理由が分かる気がした。
今日作ったアイシングクッキーは一日置くと中まで乾燥するのでプレゼントによいとのこと。2週間持つので、もらった後もしばらく飾っておけそうだ。
マンション事情に詳しいデュアラーのMさんに今日の感想を聞いてみた。
「上層階にドッグランがあるのがいいですね。茶室も珍しくて気に入りました。それと、1階から上層階への直通のエレベーターがあるのが便利ですね」
「東雲は建物と建物の間が広く、空が広いような気がします。今日のような青い空の日は広々した感じで気持ちいいですね。
妻の友達が公団からタワーマンションへ同じ東雲内で引っ越しました。それだけ住みやすい土地なんでしょうね」
パークタワー東雲は他にもゲストルームやシェア自動車や会場となったキッチンスタジオなど、住んでいたら自慢できそうな珍しい共有施設が満載。タワーマンションの上層階からの眺めは格別だった。
居住者同士の交流も盛んで、ママ友や子どもの友達もマンション内でできてしまう。ファミリーなら特に満足できそうなマンションだと感じた。
今回のワークショップは、タワーマンションに住んでみたい日経DUAL読者と、アイシングクッキーを作ってみたい居住者、双方にとって満足できる1日になったに違いない。日経DUALでは今回のような読者が参加できる場をこれからも考える予定。興味のある企画があれば、ぜひ参加してほしい。
■空シェア活動
http://www.31sumai.com/sorashare/
(文/福村美由紀、写真/鈴木愛子)