ドッグランやスカイラウンジは眺望最高!

 続いて一行は28階に移動。ここには住民が愛犬を連れて集まる「スカイドッグラン」がある。かなりの広さがあり、大きめの犬が駆け回っても満足できそうだ。高層階だけあって眺望も最高!

 トレンチコートが素敵なお母さんと保育園年長の娘さんは日経DUALのメルマガを見て参加してくれた。朝早かったせいか、ドッグランで犬の遊ぶ姿が見られず娘さんは少し残念そう。床やドアに描かれた犬の足跡や影絵を目ざとく見つけては「ワンちゃんここ走るんだよね」「ワンちゃんどこから来るのかなあ」とつぶやいていた。

 パークタワー東雲はペットに優しいマンションだ。1階にはペットの足洗い場があり、お散歩から帰ってきたペットの足をキレイにしてから部屋に上げることができる。

 ペット用のエレベーターには「PET」ランプ。エレベーターの中にペットが乗っているときにボタンを押すと、各階のエレベーター乗り場のパネルに「PET」というランプが点灯する。ペット同士や、動物にアレルギーがある人が乗り合わせることなく、無用なトラブルを避けられる仕組みだ。

 最上階にほど近い41階には「スカイラウンジ」がある。ここの眺望は東京スカイツリーまでくっきり見え、とにかくスゴイ。住民なら特に予約の必要もなく、自由に出入りできる。タワーマンションの醍醐味が凝縮されたような共用施設だ。

 夏にはここから「東京湾大華火祭」が見えるそうだ。涼しい屋内でビール片手に花火大会といきたいところだが、残念ながらスカイラウンジは飲食禁止。運よくラウンジに座れたら、眼前の夜空に描かれる火の芸術と楽しいおしゃべりに集中したい。

ドッグランの利用は雨天時でもOK
ドッグランの利用は雨天時でもOK

スカイラウンジからは夏なら花火も楽しめる
スカイラウンジからは夏なら花火も楽しめる

茶室や図書室は住んでいたら自慢できそう

 吹き抜けになったマンション内部の底、3階部分に茶室「風光庵」はある。箱のような外観の小さな茶室は、パークタワー東雲の中にそっと置かれたプレゼントボックスのようだ。

 内部は床の間や押し入れの付いた和室。予約をして利用料を払えば、そこはもう自分だけの和の空間だ。道具を借りてお茶をたてるのもよし、畳の香りを嗅ぎながら思索にふけるのもよし。友達とお茶をいただく憩いの場にしてもいい。普段和室のない部屋に住んでいるからこそ価値がある共用施設だ。

 夫婦で参加したHさんは、パークタワー東雲、そして特に風光庵が気に入ったようだ。
 「いいマンションですね。茶室にはびっくりしました。自分が住んでいるいつもの空間にああいう場所があるとほっと落ち着けるような気がします」

マンションの中央に茶室があるのもパークタワー東雲の大きな特徴
マンションの中央に茶室があるのもパークタワー東雲の大きな特徴

 同じ3階にあるおすすめ施設が「ライブラリーラウンジ&スタディルーム」。青山ブックセンターによってビジネス書や小説、ファッション誌、絵本などが新刊やベストセラーを中心にセレクトされており、居住者は自由に閲覧できる。

 ソファに座って子どもと読書したり、窓際にしつらえてある机をコワーキングスペースのように使ったりすることができる設備だ。静かに利用することが前提となっており、この日も数人の居住者が落ち着いた雰囲気の中、ページをめくったり書きものをしたりしていた。

 荒川区から一人で参加したMさんは、タワーマンションに憧れがあるのだそう。

 「三井さんのシリーズに信頼感があります。このマンションはバーベキューなど至れり尽くせりでうらやましい。特にライブラリーが気に入りました。書きものや調べものがあるとき、自宅だと誘惑が多くてテレビを見ながら寝転がったりしてしまいます。こちらのライブラリーなら適度に緊張感があってはかどりそう。もしここの住民になったらぜひ利用したいですね」

落ちついたライブラリーは書斎代わりに使える
落ちついたライブラリーは書斎代わりに使える