去る3月、タワーマンションでの生活を体験できるイベント「空シェア活動」が開かれた。開催場所は、江東区は東雲にそびえ立つ43階建てのタワーマンション「パークタワー東雲」。マンション内の様々な設備を見学し、居住者と交流しながらアイシングクッキーを作る講座も実施された。

 都内へ通勤しやすく、かつ公園や遊び場がたくさんあってファミリー層に優しい「湾岸エリア」。便利な最新設備と強固なセキュリティーで安心安全な「タワーマンション」。この2つのワードは、いつかは素敵なマイホームを……! と頑張るデュアラー達も気になっているはず。そこで日経DUALが、普段なかなか入る機会のないタワーマンションの内部を隅々まで見学すべく潜入してきた。

 参加するのは、われら取材チームと日経DUALで募集した読者達。タワーマンションの中ってどうなっているの? どんな人達が住んでいるの? アイシングクッキーってどうやって作るの? そんな素朴な疑問を胸に、いざ出発!

マンション内に畑や公園、バーベキューの共用施設

 パークタワー東雲は、りんかい線東雲駅から徒歩7分。厳重なセキュリティーをかいくぐってロビーにたどり着くと、高級ホテルのような豪華な内装に驚かされた。1階にコンビニのようなミニショップがあり、焼きたてのパンまで手に入ってしまう。

 ここで出会ったのが、イベントの参加者であるMさんとHさんのご夫婦。共に働き、日経DUALをいつも読んでいるというデュアラーだ。自身も大規模マンション住まいだが、パークタワー東雲の最新設備を見てみたいと参加を決めた。Mさんは一時期東雲で働いており、Hさんのご友人も近くに住んでいたため、夫婦そろってかなりの東雲通。

 「マンション購入に当たって情報を集めたので、設備には詳しいですよ。こちらのドッグランや茶室はかなり珍しいのでは」と頼もしいMさん。後ほど感想を聞きたいと思う。

 参加者達が集まったところでイベントスタート。まずはマンション内の施設を巡るツアーだ。最初に案内されたのは中庭。「ファーマーズパーク」という畑には、これから住民の手によって様々な夏野菜が植えられる。

 また、同じ場所にある「バーベキューパーク」では、その名の通り住民がバーベキューできる。グリルなどの道具も貸し出し可能。話し声や煙や匂いなどでご近所トラブルのもととなりがちなバーベキュー問題も、河原や公園に行かずともこれで解決だ。

 「キッズパーク」と「キッズプラザ」は、小学生未満の赤ちゃんや子ども達が自由に遊べる公園とキッズスペース。この日も住人同士が楽しそうに交流する姿が見られた。同じマンション内で子どもの友達やママ友をつくれば遊ばせるときも目が行き届くし、いざというときも安心。こういうところに総戸数585戸という大規模マンションのメリットがあると感じた。

バーベキューパークでは、道具も貸してくれるという
バーベキューパークでは、道具も貸してくれるという

キッズプラザもあり、子どもを安心して遊ばせられる
キッズプラザもあり、子どもを安心して遊ばせられる