信頼できる娘には早々とスマホを。息子は未だにガラケーです…(笑)
彼女が持っていたキッズケータイが壊れてスマホに買い替えたときの判断基準もそこでした。本当はキッズケータイがよかったんだけど、どうせ数年したら「スマホ欲しい~」って言い出すだろうから、スマホを持たせてあげてもいいかなと。彼女なら「スマホを取り上げられたくなかったら、何をしちゃダメか」を自分で考えられるし。勝手にアプリを入れない、変なサイトを見たら大変なことになるって分かってるから見ない、パスワードも親に教えておく……とかね。
一方、自分の思いに正直に生きている息子が使っているのは……、機種変更のタイミングの問題もありますが、まさかのガラケーです(笑)。
でもね、学校以外のことだと、なかなか男らしく考え始めている部分もあって。最近、社会問題にも興味が出てきているみたいで、家族と何かと話すことも増えました。選挙のときも、ダンナに「今回は絶対、○○党が圧勝だよ」なんて話していたり。「かーさん、誰に投票するの?」とか聞いてくるから、「そんなの家族でも教えちゃダメなんだよー」って返したり。だんだんと、物事を深く考えるようになってきてるんだなと思います。
その点、娘はまだまだ。「この事件信じらんないよねー。……ところでさー、1D(ワン・ダイレクション)がねー~」って、すーぐ別の話になる。まだまだ、深くない。
男の子と女の子の違い、成長度合い、その子の好きなもの、今、一番優先していること……。「もー、二人とも同じだったら楽なのにっ」て思いながらも、その“人間の差”がカワイイし、愛しく思えるのでした。でも息子よ、頼むから宿題はちゃんとやってちょうだいね。
(ライター/松田亜子、撮影/白井裕介)