子どもといろんな習い事やイベントに挑戦する連載「子どもと一緒にやってみた」。第7回は、「漢字検定」に挑戦してみました。

嫌がる息子に「パパも受ける」と宣言

 そもそもの発端は、学校からのお手紙でした。子ども達の学力向上と、挑戦する心を育むために「漢字検定試験」を受けませんか――といった内容で、希望者を募っているのです。漢字といえば、まだ小学2年生にも関わらず息子が「いちばん苦手」と日頃から言ってる種目。ったく、小学2年の漢字なんて、苦手もなにも「勉強してないからできない」以外のなにものでもないでしょう。

 そう、まだうちの息子は、家でちゃんと座って勉強する習慣が身に付いてないんですよね。宿題は一応やってるものの、それ以外のことはまったくしない。そろそろちゃんとさせねばなと思っていたところに「漢字検定」のお誘いですから、ぜひこれを受けさせて、学習習慣を身につけさせようと思ったのです。

 ただ「よし、受けろ!」と言っても「え~」と渋ってます。

 「漢字、好きじゃないし……」なんてブツクサ言ってるのですが、お手紙に視線を落とすと「親子で受験しませんか?」という文言を見つけました。

 なるほど。「じゃ、パパも受けるからお前も受けろ!」

 「わかったよぉ……」というわけで、親子で「漢字検定」を受けることにしました。

編集歴20年の父は2級、息子は9級に挑戦

 「漢字検定」の正式名称は「日本漢字能力検定」で、運営母体は「公益財団法人 日本漢字能力検定協会」。難易度によって10級から1級まであり、小学2年生の息子は、9級を受けます。さて、僕は何級を受けようかと思ってみると、会場となる地元の小学校で受けられる最上級が2級で、これは一般から高校卒業レベルというではありませんか。

 僕は22歳で大学を卒業して編集者になったので、編集歴20年。ライター歴も10年。一応、これだけの日数、文章を読み書きしてきたわけですから、ここはもう2級でしょう。

「パパは2級受けるぞ。お前は9級な」

 そう宣言して、願書を提出したのが2014年の10月のことでしたから、ここから本番の2月まで4カ月の「漢検」に向けた勉強がスタートしたのです。

 まずは息子を毎日勉強させようと、書店で漢字検定9級のテキストを購入。選んだテキストは、1日に6個の漢字を学ぶもので、解説ページの後、簡単なテストが付いています。

「よし、じゃ毎日、このテキストをやろう。6個でいいから毎日練習をしよう」

 本当は、テキストを渡しておけば、勝手に勉強してくれればいいのですが、僕が見ていないとやらないので、横についていてやることにしました。面倒だけど仕方ない。

子どものやる気を引き出すキッチンタイマー作戦

 さて始めた当初は、知らない漢字が多いのと、座って字を書く習慣が付いていないから、すぐにやる気をなくしたり、隙あらばやめようとします。そこでひとつの策を講じてみました。

 それはキッチンタイマー作戦。ダラダラやらせてもいいことないので、時間を区切ってやってみることにしました。「15分で終わらせる」と決めて、それを目視できるようにキッチンタイマーをセットして始める。やり始めの当初は、後半になるとどうしても雑になりますが、そこは目をつぶって、15分集中させることに力を注ぐ。

 こうすると、徐々に毎日の勉強がうまくいくようになりました。やっていくうちに、知ってる漢字も増えてきて、少しずつですが勉強も楽しくなってきた様子。

 こうして1カ月ほど経ったとき、漢字検定の模試がありました。これは学校が主催するもので、当日と同じ雰囲気で過去問題に取組むというもの。これに送り出したところ150点満点中の85点でした。採点してくれた先生からは「あと30点取れたら合格だよ」と書いてもらったけど、まだまだだねー。

 とはいえ、僕は少しずつ大丈夫だろうと思うようになってきました。キッチンタイマーの効果か、一応、毎日勉強するようになったし、調べてみると9級の平均合格率は90.6%。この調子なら9割には入れるでしょう。

息子が受けた模試に記された先生からのコメント。この学校が実施してくれた模試も合格を大きく後押ししてくれました。やはり本番に近い環境でのテストは効き目がありますね
息子が受けた模試に記された先生からのコメント。この学校が実施してくれた模試も合格を大きく後押ししてくれました。やはり本番に近い環境でのテストは効き目がありますね

次ページから読める内容

  • 読めるけど書けない漢字に焦る父
  • クサカンムリとはレベルの違う部首問題
  • 息子は合格。果たして父は?

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