個人同士ではなくグループ全員とつながることが前提

 最初に、「urecy」最大の特徴である「グループ専用のコミュニケーションアプリ」という部分に触れておきましょう。

 LINEやFacebookなどのSNSでは、自分と他のユーザーは1対1の関係で結ばれます。urecyの場合、ユーザーはグループ単位の関係で結ばれます。個人同士がつながる他のSNSとは違い、参加しているグループのメンバー以外と結びつくことはありません。また、グループ単位の関係なので、誰かの投稿をグループのメンバー全員で見ることができたり、誰でも自由にコメントを残したりできます。グループに参加できるメンバーの人数は、最大10人。家族全員で参加するくらいなら、問題ない人数でしょう。

urecyでグループを開いた様子。メンバーの最新ツイートと掲示板の投稿を見ることができます
urecyでグループを開いた様子。メンバーの最新ツイートと掲示板の投稿を見ることができます

 urecyのグループでは、メンバー同士の会話に用いる「ツイート」と、予定を登録する「カレンダー」、メモや予定などをメンバー全員に知らせるコルクボード(投稿画面では「掲示板」)が利用できます。

 ツイートでは、テキスト、写真、手描きイラストを投稿します。他のメンバーのツイートに返信することも可能です。各メンバーの最新のツイートは、グループ画面のメンバー一覧にも表示されます。また、画面上部の時計ボタンをタップして「タイムライン」を開くと、過去のツイートを読むことができます。

 カレンダーでは、自分の予定を追加したり、他のメンバーが追加した予定を確認したりできます。ここに予定を記録しておけば、互いの予定が一目で把握できるようになります。メンバーごとに予定の色を変更して、誰の予定か見分けやすくすることも可能です。

urecyのカレンダーでは、自分だけでなくメンバー全員で互いの予定を把握できます
urecyのカレンダーでは、自分だけでなくメンバー全員で互いの予定を把握できます

 コルクボードとは、グループ画面でメンバー一覧の下に表示されている部分を指します。コルクボードにはテキストや写真、手描きイラストが投稿できる他、カレンダーに登録した予定も追加されていきます。コルクボードの投稿に、メンバーがコメントを書き込むことも可能です。

 また、urecyでは複数のグループを作成できます。例えば、家族が皆で参加するグループの他に、パパとママが互いのスケジュールや感じたことを共有する夫婦専用のグループを作ったり、パパと男の子だけで男の世界を語り合うグループ、ママと女の子だけの女子会グループを用意する…といったように、目的別のグループを作成して、それぞれに参加することが可能です。家族以外でも、互いに忙しいママ友達と予定を共有したり、普段はなかなか会えない同級生と近況を語り合ったりするのもいいでしょう。