オーストラリアの新学年は2月にスタートするので、私の息子たちは日本の同学年の子たちよりも一足早く進級した。長男は中1、次男は小4だ。

 渡豪1年目の去年は、車で15分ほどのところにある学校のESLという英語を母国語としない子たちのコースに通っていた二人だが、次男はこの春から地元の小学校のメインストリーム、つまり普通の学級に通い始めた。長男は中学での勉強に慣れるためもう半年だけ地元の中学のESLに通うことに。いずれにしろ二人とも転校して新しい環境でのスタートだ。およそ2ヶ月が経過した現在、すっかり新しい学校に慣れた二人はそれぞれに仲のいい友達もできた。

いつのまに初対面の人と関係を築くコツを身に付けていた息子たち

次男がまいたひまわりの種が、夏の終わりにたくさん花を咲かせました!

写っていないけど、隣には、長男が育てているレタスとトマトがあります。
次男がまいたひまわりの種が、夏の終わりにたくさん花を咲かせました! 写っていないけど、隣には、長男が育てているレタスとトマトがあります。

 保育園時代から数えると長男はこれで4回目、次男は3回目の転校だ。どういうわけか新しい環境にすぐ馴染む息子たちは、幸いなことにパースでの暮らしにも拍子抜けするほどあっという間に適応してしまった。激しい人見知りだった私とは全然違う環境適応力に、一体何故だろうとよく考える。そりゃ親子だって脳みそが違うので当然ではあるのだが、生まれ持った資質に加えて、多分これは、0歳から保育園に通い、ベビーシッターさんに見てもらうことも多かったからではないかと思う。長時間いろんな大人や子どもに揉まれて育つうちに、知らない人がいる環境に慣れ、初対面の人と関係を築くためのコツが身についたのかもしれない。