5つのステップで怒りをコントロールしよう
これまでの記事では、子育て世代が疲れをためやすい世代であること、その疲労によって、親は、子どもに対して怒りやすくなっていることなどをお話ししてきました。ここからは、私が自衛隊でも指導している「怒りの対処法」についてお伝えしましょう。
(1)怒りの対象から離れる
なにか、イライラすることが起こると、理性は吹き飛んで「私は正しい」「相手にガツンと言ってやらなきゃ」という気持ちがむくむくと沸いてきます。でも、その気持ちは前述したように10秒ぐらいしか続かない。
親子という関係から言えば、自らの感情をコントロールすべきは年長者で経験も積んだ親のほうです。自分の感情がエスカレートするのを避けるために、怒りの対象から物理的に距離をとる。家にいるときであれば、トイレにこもりましょう。
距離をとったら、次にやるべきは深呼吸です。