今回取材したのは、杉並区立杉並第十小学校の体育館で開かれた「スマホ・ケータイ安全教室(入門編)」。参加したのは、杉並区立杉並第十小学校の5年生と6年生ですが、開催日は土曜日に設定され、保護者も参加できるようになっていました。講師を務めたのはNTTドコモあんしんインストラクターの山崎義道さん。さて、どんな授業になるのでしょうか。
スマホや携帯以外にも、インターネットにつながるものがある
――児童の前に立った山崎さんは、会場全体をぐるっと見渡した後、子ども達に最初の質問をしました。
山崎 まず、皆さんに質問があります。「一回でもスマートフォンや携帯電話を使ったことがあるよ」という人は、手を挙げてください。
――児童のほとんどが手を挙げました。
山崎 …なるほど、なるほど。ほとんどの人が、使ったことがあるんですね。それでは、スマートフォンや携帯電話でどんなことができるのか、知っている人はいますか?
児童 「通話」「ゲーム」「メール」「動画を見る」「LINE」……
山崎 たくさん出てきましたね。スマートフォンや携帯電話は、いろんなことができる便利な道具ですよね。でも、間違えた使い方をしてしまうと、自分や家族、友達を悲しませることになるかもしれません。今日は、そういうことにならないように、どんなことに気を付けなければいけないのかを一緒に考えていきたいと思います。
ではまず、インターネットについて質問します。最近は、様々な機器でインターネットを使っていますよね。「インターネット」につながる機器というと、何が思い浮かびますか?
児童 「パソコン」「スマホ」「ケータイ」「タブレット」「携帯ゲーム機」…
山崎 そうですね。最近では「携帯ゲーム機」や「携帯オーディオプレーヤー」でも、インターネットを使うことができるようになっています。まだ自分用の携帯電話やスマートフォンを持っていないけれど、携帯ゲーム機だったら持っているという人は、たくさんいますね。皆さんにとって、インターネットはとても身近な存在になっているんです。