「自由に、面白く、役立つ仕事がしたい。そのために出世したい」
大学で数学を修めた八丁地さんがプログラマーとして銀行に入行したのは40数年前。当時の銀行業界では、女性は5年程度勤めたら寿退社するというのが一般的だったそうです。しかしながら、勤務先の銀行は男女問わず意欲がある人材にはどんどん仕事を任せる社風。八丁地さんは積極的に新しい取り組みにチャレンジしていました。
「キャリアという言葉はまだ無い時代でしたが、就職した当時から『長く働き続けたい』と思っていました。30歳前くらいからは『出世したい』という気持ちも湧いてきましたね。だって、自分が『会社の役に立つ』と思うアイデアも、上司に反対されたらできないでしょう? 出世して偉くなるということは、会社の役に立てる機会が増えて、仕事が面白くなることなんだ、という感覚がありました」
そんな思いを上司とも話していた八丁地さん。1986年、男女雇用機会均等法の施行を機に、上司からの勧めで総合職に転換しました。当時は金融の自由化が急速に進んだ時期。八丁地さんは金融商品の開発部門や営業部門でキャリアを積み、30代後半には管理職に就いたのです。
次ページから読める内容
- 金融技術を深掘りするために大学院へ。「マネジメント」が気になり始める
- 経営上の判断や部下のマネジメントに「過去事例」の知識が活きる
- 視野を広げ、既成概念にとらわれない発想力を得た
- 「学ぶ」という行動が、自分を元気にする
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