見落としがちな充電時間も要チェック!
──前回は、集じん力と1階の充電で使用できる稼働時間について教えていただきました。
実は、稼働時間だけでなく、充電時間もチェックする必要があります。
ダイソンの充電時間は3時間ですが、なかには8時間掛かる機種もあります。夜はずっと充電しっぱなしで、朝になったら掃除機を掛けるというスタイルであれば、これでも問題なく使えると思いますが、掃除したいときにすぐに使いたい人は、充電時間は短いほうがいいでしょう。シャープの掃除機は充電池が別売りになっているので、予備にもう1つ買っておいて常に充電しておけば、電池がなくなったときすぐに取り替えて使えるので便利です。
──充電には時間がかかるんですね。そうなるとずっと外に出しておくことになりますね。
そうです。スティックコードレスクリーナーは押し入れにしまわず、外に出しておくことになります。だからルックスは重要が重要なんです。
形に好き嫌いはあると思いますので、まずは、どんな形があるのか見ていきましょう。
まず、最初に売れたエレクトロラックスのスティックコードレスは、下の方が膨らんでいるつちのこ型。パナソニックのスティックコードレスも、この形ですね。
一方、ダイソンのスティックコードレスは、もっとストレートなスタイル。シャープや東芝、三菱も同じ形ですね。日立は、つちのこ型とダイソン型の中間のような形です。
ルックスは、見た目だけでなく、使い勝手にも関わる部分。例えば「つちのこ型」の場合、下のほうに重心があるため、掃除機を掛けるときに安定して使えるというメリットがあります。しかし、ベッドの下を掃除しようとしても、つちのこの部分がひっかかって入らないということはあります。上にあるエアコンのフィルターを掃除したいという場合も下の部分が重いので、持ち上げるのが難しい。これらの用途には、ダイソン型のほうが使いやすいです。
音やヘッドの動きは売り場で試す
──うちはマンションなのですが、一戸建ての場合、二階にあがる階段を掃除したいというニーズもありますね。
階段がある家だったら、ヘッドの稼働が重要になります。それはパンフレットを見ていてもわからないので、家電売り場にいって実際に掃除機に触れ、ヘッドを持ち上げてみたり、床の水平面で動かしてみたりすることをお勧めします。
売り場で試すとき、実際に電源が入れられるようでしたら、ぜひ音も聞いてみてください。基本的に、コードレスは音が大きいものですが、DUAL読者の場合、昼間は仕事をしているので、掃除するのは夜になってしまうという人も多いかと思います。その場合、あまり大きい音がする掃除機は、使いづらいですよね。ですから、売り場で音も聞き分ける必要があります。