次男の美良生(みらい)くんがダウン症であることをブログで公表した後、『生きてるだけで100点満点!』を出版した女優の奥山佳恵さん。前編(「奥山佳恵 仕事を続けるルールは『家に笑顔で帰る』」)に続き、後編では、ハンディを持った次男との暮らしや社会との関わり方について聞きました。

ダウン症の告知を受け真っ暗な気持ちに。でも過ごしたのは普通の日々

——美良生くんについての本『生きてるだけで100点満点!』を書いたきっかけを教えてください。

 美良生を産んだときにノートに育児日記を書き始めたんです。長男と違って自宅出産に挑むことになり、どんな出産になるんだろう、すべてを書き留めておこうと思って。公開するつもりのない日記でした。

 美良生の入院や手術を経て、育児日記は結果として驚きの連続の記録となりました。『生きてるだけで100点満点!』の第2章は私の育児日記をほとんどそのまま掲載しています。

 ダウン症だと告知を受けたときは、真っ暗な気持ちになりました。ダウン症という名称しか知らず、この子はどうなってしまうんだろうと、未来が暗がりのようで、分からないということが恐怖でした。

 でも美良生と3年間過ごしてみたら、やってきた日々は案外普通の日常だったんです。これは経験した私達しか分からないことなんだから、みんなにも知ってもらいたいと思い、本にまとめました。

 本は、美良生のことをブログで公表するところで終わっています。育児日記は2冊目になっていましたが、ブログにバトンタッチする形で書き終えました。

次ページから読める内容

  • 実母に障がいを告げたとき、「母」になれたと実感
  • お出かけして、家の中の空気を入れ換え

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