子ども1人に1箱の「思い出ボックス」
日経DUAL編集部 前回、教科書や学校で使う道具の整理法について伺いました。学校で作ってきた作品などはどうでしょう?
佐々木弓子さん(以下、敬称略) うちでは、子どもが図工で作った作品を持って帰ってきたら、1カ月くらいは飾ります。その後は、写真を撮って処分するか、保管するか決めています。
保管する場合は、子ども1人につき1箱持たせている「思い出ボックス」に入るだけとっておいていいということにしてあります。所有物の量を箱に「入るだけ」と決めることで、無制限に増えていくのを防ぐことができ、適正量を簡単にコントロールできますよ。
立体の作品は、飾っているうちに消耗するので、たいていは処分することになります。
―― 子どもの作品を処分する、というのは親にはなかなかできないかもしれません……。
佐々木 案外、子どものほうが潔く判断できるんですよ。時折、思い出ボックスの中身を見直しますが、そういう新旧入れ替えのときも、子どもは意外に思い切って捨てます。
―― 作品制作といえば、図工の授業で使うラップの芯を持ってきてくださいとか、箱を用意してくださいといったお知らせプリントが時折届きますね。そこから慌てて買いに行ったり、中のものを使い切ったりしようとする人は多いと思います。
佐々木 そういうときのためにリビングの収納棚に「図工専用ボックス」を置いてあります。ラップの芯、空き箱、プリンの容器……等々、あまりたくさんではないのですが、最低限ストックがあります。他に折り紙や手芸セットなど、家で子どもが遊びに使うものも入っています。
この図工専用ボックスに入れておけば、学校から急にお知らせがあっても慌てません。何より、そこにあると分かっているので、子どもが自分で探して持って行けるのがいいんです。
図工専用ボックスは写真で一番下の棚に。すぐ横のファイルボックスには持ち運び用の紙袋がある
次ページから読める内容
- 子どもが自分で探して持って行けるコツ
- 毎日使う髪飾りは続けられる収納に
- ラベリングしてあればパパでも見つけられる
- きれいなテーブルだと宿題をしたくなる
- 「見える化」しておくと捨てやすい
- 捨てやすい環境を用意しておく
- 壁際に寄せられない形だからいい
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