掃除するとき、掃除機をかける時間はさほど長くない

──コードレスの場合、1回の充電で使用できる時間も気になります。最新のスティックコードレスクリーナーは、どうなっているのでしょうか。

 そこも変わってきています。例えば初期のダイソンのスティックコードレスは、集じん力こそ素晴らしかったものの、1回の充電で使用できる時間が15分。そのため、そこに不満が集中しました。

 そこで各社、使用時間をなんとかしなければならないということになったんです。

 電池寿命を延ばすために、まずニッケル電池からリチウム電池に変えました。次に、モーターの大きさによって電池の消費量が変わるため、モーターの大きさも小さくしました。この2つの工夫によって使用時間はかなり長くなり、最近のスティックコードレスクリーナーには30分を超えるものも登場しています。

──30分ですか。確かに長くなったとは思いますが、まだ短いような気もします…。

 そうですね。しかしそこは考え方で、例えばダイソンのDC62の場合、1回の充電で使用できる時間は20分ですが、トリガーを押している間だけ通電する仕組み。つまり、通電時間が20分ということになります。これを長いとみるか、短いとみるかによって評価が分かれますが、実は掃除するときって、掃除機をかける時間より、家具を動かしたり片付けたりしている時間のほうが長いんですよね。日ごろ30分ぐらい掃除している人でも、実際に掃除機をかけている時間は20分程度。とすると、DC62の稼働時間はさほど短いということにはなりません。

──そうすると、「稼働時間40分」とあっても、実際に使ってみると使用時間はダイソンと変わらないということもあるのでしょうか。

 電源がオンになっている間は通電しっぱなしというコードレスクリーナーであれば、それもあり得ますね。ただ、東芝のVC-CL1200のように、電源がオンになっていても3秒間ヘッドを浮かせると通電が切れるという省エネ仕様の掃除機もありますから、その場合はもっと長く使えます。


東芝のVC-CL1200は、ヘッドを浮かせていると通電が切れる仕組みになっている

──その辺りをチェックすることもクリーナー選びでは重要になるわけですね。次回はメーカー別の特徴について解説していただきます。

(解説/戸井田園子 取材・構成/井上真花)

(この続きは、「スティッククリーナー、メーカーごとの特徴は?」をお読みください)

(前編「メイン掃除機、買い直すならスティッククリーナー?」はこちらです)

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