ネットでどんないじめをうけたのか

 動画サービス「niconico」と雑誌「AERA」との共同アンケート企画「ネットでのいじめなどに関する実態調査」(2013年11月)によると、ネット上でいじめや嫌がらせを受けた経験について「ある」と回答した割合がもっとも多いのは「小学生」(38.7%)だった。やはり小学生は、中学高校などに比べていじめが起きる割合が高いようだ。

 小学生に対して、ネット上で受けた嫌がらせやいじめの種類について聞いたところ、「個人の秘密や情報の流出」が最多で46.8%。続いて「裸体写真の提供を強要されるなど性的な暴力」(15.7%)、「無視・仲間はずれ」(15.5%)、「悪口・誹謗中傷・脅しなど言葉の暴力」(10.1%)、などとなっていた。

 さらにいじめや嫌がらせが起きた主なツールについて質問したところ、「PCメール」が44.1%で一番多く、次いで「ネット掲示板」(20.0%)、「NAVERなどのまとめサイト」(5.9%)、「Facebook」(4.4%)、「携帯メール」(4.0%)、「mixi」(3.5%)、「LINE」(3.0%)などとなった。

 小学生の間で、思った以上にネットを利用した様々な種類のいじめが行われていることに、驚かれたのではないだろうか。