卒業生を送る会も終わり、あとは卒業式を待つばかり。毎年、卒業生を送る会では教職員による出し物がある。今年は元担任からの発案で、6年生が4年生の時にやった音楽劇『そんごくう』を教職員で再現することになった。子ども達に見つからないように、こっそり衣装を作ったり練習をしたり。最後の曲『さあ 天竺へ』をアレンジして、こんな歌を歌った。

♪つらいときもくじけない すてきななかま そばにいる
 めざせ 中学 はるかな旅を
 終えれば 大人になれる 行こう 中学 ♪

 4年・5年の時の担任が主体になり、台本をアレンジして作ってくれた。「子どもたちを喜ばせたい」想いがうれしく、みんなで楽しんで準備をした。幕が上がった時の全校児童の爆笑、劇中歌を一緒に歌っていた5・6年生の笑顔は、私にとっても忘れがたい思い出になった。

左端の三蔵法師をやらせてもらい、同じ役の事務員さんと一緒に衣装を作った。大人が楽しんでいる姿は、子どもにも伝わる。「チーム敷津」の遊び心を、来年度も大切にしたい
左端の三蔵法師をやらせてもらい、同じ役の事務員さんと一緒に衣装を作った。大人が楽しんでいる姿は、子どもにも伝わる。「チーム敷津」の遊び心を、来年度も大切にしたい

 卒業式へ向かう一方、来年度の人事や新入生の受け入れ準備が進む。敷津小学校では、卒業生13名に対し、新1年生が28名入ってくる。倍増だ。親子ともに期待と不安いっぱいで入ってくる新入生を、温かく迎えたい。

2年前、保育園に入れずダブル送迎していた頃

 春が近くなると、2年前を思い出す。息子は9カ月。校長研修が始まったころは、長女の通う認可保育園に入れていなかった。駅が3つ離れた認証保育園で、ダブル送りとお迎えを夫婦で手分けしてやっていた。疲れ切った体にむちむちと重くなる息子。帰りの電車で座席に座れず、赤ん坊の薄い髪の毛をなでていたことを思い出す。

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  • 「無理!」では前に進まない、前提を疑おう
  • 自治体のサポートをチェックしよう

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