オフィシャル茶の間
本来、昔から言うところの茶の間とは、客間や応接間と違って家族の私的な空間に近いものでした。そんな茶の間を、親しいお客様も出入りOKにした、お茶の間的リビングスペースにすると、子どもの友だちが来たときもそこに通せます。
孤立した子ども部屋に通すのではなく、半オフィシャルなリビングに通して、そこでくつろがせる。親は、よその子の顔も覚えられますし、よその子のあいさつの仕方やお土産の渡し方、仕草なども垣間見ることができます。友だちが帰ったあとも、子どもとの会話がふくらむことでしょう。
(絵/谷口純平)