子どもが生まれるまでは、仕事にめいっぱい没頭できた。産休・育休中は、育児に専念することができた。それが……いざ仕事復帰をすると、仕事と育児の両方が日々降りかかってくる。時間は同じ、1日24時間。どちらも大事、どちらも最優先。そんなとき、みなさんは何を選び、何を諦めているのでしょうか。
バリバリでもゆるゆるでもない働き方のワーママに、リアルな体験、心の内を語ってもらいます。

【今回のワーママ】H・Mさん
年齢:35才
業種:ヨガ講師、ライター
住まい:東京都世田谷区
子どもの年齢:6歳、3歳
●仕事と育児をしていくために、私が選んだもの、諦めたもの
選んだもの…フリーランスのヨガ講師という働き方
諦めたもの…理想的な妻像、母像

夜の会議もある多忙な職場。夫の協力も得られず、体力的にも苦しい日々

 1人目の子どもを出産したときは、フルタイムの正社員として働いていました。育休を経て復帰したものの、夜遅くの打ち合わせや早朝出勤も頻繁にある職種。当時、職場で出産したのは私が初めてだったということもあり、「子持ちだから」と思われたくない一心で懸命に働きました。

 打ち合わせが長引き、でも仕事への責任感から「お迎えがあるので失礼します」とはどうしても言い出せない。自宅から車で20~30分のところに住む母に、会議中のテーブルの下から「間に合わない」とメールを送って助けてもらうことも度々でした。

(画像はイメージです)
(画像はイメージです)

 夫は多忙で、平日の帰宅は早くても22時過ぎ。休日も半分は出勤です。夫の協力が見込めない中、夜遅くに帰宅して家事・育児に追われる日々。そんな中でも、良き妻、良き母でありたいという完璧主義な思いが捨てきれず、体力的にも苦しかったです。

 2人目を出産したとき、「母親として、きちんと子どもに向き合っていきたい」と心から思いました。今思えば、1人目のときは、「母親として」というより、「女性として」「妻として」生きたいという気持ちが大きかったのだと思います。でも、2人目が生まれ、自分の中で「母親になる」という覚悟ができました。

次ページから読める内容

  • 子どもの急病には融通が利く一方、自分の責任で収益を上げるプレッシャーも
  • 夫との育児分担はあきらめても、夫とのコミュニケーションはあきらめない
  • 夫に家事・育児への協力は期待しない。でも、大事なパートナー
  • 「ママは疲れているから」と気づかってくれる息子に申し訳なさも

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る