子どものおやつは手作りが理想的だけど、多忙でとてもおやつにまで手が回らない……というママ・パパのために、料理の達人から「簡単ヘルシーおやつ」を教えてもらう本連載。今回はマクロビオティック界のカリスマ、料理研究家の中島デコさんにご登場いただきます。5人の子どもを育て上げた先輩ママでもある中島さんの失敗知らずのおやつとは?
 家族全員が健やかな暮らしをするために実践してきた、頑張り過ぎないマクロビオティックへの思いも語ってもらいました。

「おなかすいた!」と言われたときにすぐ出せるスピード感が大事

日経DUAL(以下、DUAL) 5人のお子さんがいる中島さんですが、おやつを作るだけでも大変そう……。おやつの時間はどうしていたのですか?

中島デコさん(以下、敬称略) 子ども達にはいいものを食べてもらいたいし、丈夫に育ってほしいという思いが強かったから、面倒でも手作りしていました。5人もいたらみんなが丈夫じゃないと、それこそ面倒でしょ(笑)。1人が風邪を引くと順番にうつって、何カ月もの間、家の中で誰かが風邪を引いている状態になっちゃいますから。

 ここ千葉に移り住む前は自宅で料理教室を開いていて、その教室でおやつだけを作る日がありました。そのときに考案した砂糖を使わないクッキーやケーキをわざわざ子ども達のために焼くこともありました。でも料理教室の傍ら、さすがに毎日それでは大変! お芋をふかしただけという日ももちろんありましたよ。手っ取り早く作ることができて、おなかの持ちがいいものは何だろうと日々考えていました。

 そうしたなかで思い付いたのが、今日ご紹介する「玄米焼きおにぎり」です。


その土地でできたものを丸ごと食べる「身土不二(しんどふじ)」「一物全体(いちぶつぜんたい)」の食事法を実践する中島さん

DUAL 白米ではなく、玄米を使うのがポイントですね。

中島 私は玄米のほうが好きです。とはいっても、小さい子ども達はやっぱり茶色っぽい玄米よりも白いお米のほうが好き。玄米を出すとテンションが下がってしまうので、玄米ごはんの上からシチューをかけてみたり、おにぎりにしてみたりと、色々な工夫を凝らしました。焼きおにぎりにしたところ、子どもの食いつきがとてもよかったんです。

 もう一つ、子どものおやつは“スピード感”が大切ですよね。市販のお菓子は、食べたいときに袋を開けてすぐに食べられます。でも、手作りおやつがいいからと、もたもた作っていると子ども達は待ってはいられません。「おなかすいた!」と言われたときに「これを食べなさい」とすぐに出せるものは何か、って私も必死に考えましたよ。

 それでは、早速作ってみましょうね。


インタビューの日も、中島さん手作りのアップルパイでもてなされた

次ページから読める内容

  • 手作りのおやつで、親の思いを伝達させたい
  • 玄米食で、心身からエネルギーが溢れてくる
  • 子ども=未来。未来の人達に、正しい食文化を伝える意義

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