温かいお湯がすぐ飲める利便性が利用として多い

 では、それぞれの飲み水を選ぶ理由を見てみましょう。浄水器を使う理由は「ペットボトルの水を買うより楽」が最も多く29.9%、「コスト的に安上がりだから」が26.1%で続きます。これに対し、ウォーターサーバーを使っている理由の1位は「冷水やお湯をすぐ飲めるのが便利だから」(83.3%)。2位の「子どもがおり、できるだけ体によい水を飲ませたいから」(62.5%)、3位の「ペットボトルの水を買うのが面倒だから」(45.8%)という回答を大きく上回っています。温かいお湯がすぐ飲めるのは、ペットボトルや浄水器には無い機能です。ウォーターサーバーの利用者は、体によい水を選ぶ一方で、こうした利便性も求めていることが分かります。

 共働き世帯ではこれが顕著です。アンケートではウォーターサーバーを利用している家庭の75%が夫婦ともフルタイムで働いている共働き世帯でした。その94.4%が「冷水やお湯をすぐ飲めるのが便利だから」という理由で利用しています。お湯を沸かす手間が省けることは時短にもつながります。忙しい共働き世帯はこうした点を高く評価しているようです。