働くママ&パパは、仕事と育児、家事に追われ毎日大忙し。なのに、もし自分(または配偶者)が単身赴任になったら、どうやって自身の仕事と子育てを両立したらいいのでしょうか。

 編集部では自分もしくは配偶者が転勤になっても共働きを続けている「単身赴任デュアラー」にアンケートと取材を実施。その本音と、仕事と子育ての両立方法をタップリお届けします。

 第1回は、DUAL読者アンケートでわかった単身赴任デュアラーの生の声です。

写真はイメージです
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平日は大変過ぎて「生きているのがやっと」

 DUAL読者を対象に行った「単身赴任デュアラー」アンケートでは、夫11人、妻38人の合わせて49人からご回答頂きました。そのうち、現在自分または配偶者が単身赴任中なのは41人、過去に自分もしくは配偶者に単身赴任の経験がある人は8人です。

 共働きで子育て中の夫婦が単身赴任になると、生活はどう変わるのでしょうか。単身赴任になって特に大変になったことをアンケートで聞いたところ、一番は「子育て」(69.4%)、続いて「家事の負担」(59.2%)を挙げる人が多く見られました。

 アンケート結果を見ると、単身赴任前に夫婦で家事や育児をどう分担してきたか。実家のサポートは得られるのか。それによって単身赴任中の苦労はかなり違うもよう。また日々の育児メニューと最低限の家事をこなすだけでも十分に大変ですが、「子どもが体調を崩すと仕事を休まなければならないので大変。自分自身が体調を崩したときはもっと大変」(妻Aさん・過去に夫が単身赴任・子ども2人)など、子どもが病気のため保育園や学校を休んだり、発熱のため保育園から呼び出されたりする緊急時は特につらいようです。

「これまではお互いに仕事をやりくりして休みを取ったが、今は100%私が休みを取るしかないのがつらい」
(妻Bさん・夫が単身赴任中・子ども1人)

「家事と育児と仕事、すべてを一人でやるのは本当に大変。平日はバタバタで生きているのがやっと」
(妻Cさん・夫が単身赴任中・子ども1人)